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「三笘薫を失うのはデ・ヨング抜きでW杯に臨むようなもの」だが…W杯のライバル国・オランダ記者に聞く日本代表選考“リアル評”「日本は過小評価されている」 

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中田徹

中田徹Toru Nakata

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photograph by(L)JMPA / (R)Getty Images

posted2026/05/18 11:04

「三笘薫を失うのはデ・ヨング抜きでW杯に臨むようなもの」だが…W杯のライバル国・オランダ記者に聞く日本代表選考“リアル評”「日本は過小評価されている」<Number Web> photograph by (L)JMPA / (R)Getty Images

負傷の影響で代表選考から漏れた三笘薫。本戦で同組のライバルとなるオランダ人記者は自チームの核となるフレンキー・デ・ヨングに例えた

 今回選ばれた“オランダリーグの5人衆”。彼らのポジションを分類するとセンターバック3人(渡辺、板倉、冨安)+ストライカー2人(上田、小川)となる。

 つまりエールディヴィジのクラブで日本人選手が“ディフェンスリーダー”と“点取り屋”を務めているのだ。ハウカ記者がこのことを解説する。

「“日本代表の背骨”がオランダを基盤とする選手から築かれているのを見るのは、実に興味深いことです。アヤックスやフェイエノールトといったクラブの選手たち(渡辺、板倉、冨安)がディフェンスラインをリードしていることは、エールディヴィジにとって非常に大きな賛辞です。これは、日本のディフェンダーが単に技術的に優れているだけでなく、オランダのトップクラブで相手FWを圧倒するために必要な身体的な強さやポジションの規律も兼ね備えていることを証明しています 。  

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 一方、前線には、上田と小川がいます。オランダでは、周囲と連係でき、かつペナルティボックス内で高い決定力を誇るストライカーが好まれます。上田や小川を代表チームに呼んだことは、日本が“ホーラント・スクール(オランダ派)”――つまりアグレッシブなハイプレス、主導権を握る攻撃的サッカーに信頼を寄せていることの表れです」

 6月14日の日蘭戦のことをオランダ人記者たちは本当に楽しみにしている。

『フットボール・インターナショナル』誌のシモン・ズワルトクラウス記者は言う。

「抽選会でオランダと日本の対戦が決まってから、私はずっと楽しみにしているんです。その気持ちは高まるばかり。なにせオランダでプレーする選手たち、オランダの過去を持つ選手ばかりですからね」

日本戦が「オランダのファンにとって特別」なワケ

 クラベンダム記者もやはり期待を膨らませる。

「“オランダとのつながり”こそが、今回の試合をさらに面白くしています。菅原由勢、堂安律、中村敬斗のように、オランダでプレーした、あるいは成長した選手たちは、オランダのファンにとって特別な存在です。そういう選手がいることで、試合には自然と特別な感情が加わります。毎週エールディヴィジで見てきた選手たちが代表としてプレーするとなれば、やはり興味深く見てしまいますよ。だからこそ、この試合は本当に楽しみですね」

【次ページ】 オランダ人記者も「日本には十分に勝機がある」

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