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「“W杯絶望”報道は本当か」ブライトン三笘薫の左足肉離れ…目の前で撮影していた現地カメラマンが証言「太もも裏の上部。軽傷ではないだろう」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byAFLO
posted2026/05/14 17:40
5月9日ウルブス戦。後半10分、ピッチに倒れ込んだ三笘薫
三笘がピッチから控室へ戻っていく際、ブライトンサポーターは自然と立ち上がり、惜しみない拍手を送った。ホームサポーターがスタンディングオベーションで日本代表戦士を見送る光景からは、三笘がいかにブライトンで愛されているかが伝わってきた。
前出のカメラマンも同じ思いだった。
「欧州カップ戦出場権を狙える位置につけるブライトンにとって、カオルの負傷離脱はもちろん痛い。ただ、それ以上に、彼がW杯に出場できなくなることになれば気の毒としか言いようがない。W杯はすべてのサッカー選手にとって最高の舞台。欠場となれば、本当に残念だ」
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そう言って肩を落とした。
そして、地元紙アーガスで約30年にわたりブライトンを追い続けるブライアン・オーウェン記者も、唇を噛んでいたひとりだった。
三笘のプレーに魅了され、2024年夏のプレシーズンツアーで訪れた日本を深く愛するようになった。いつか三笘と日本語でコミュニケーションを取りたいと、日本語の教材を購入し、密かに勉強も始めたという。W杯での三笘の活躍を心から願っているだけに、開幕1カ月前の怪我に無念そうな表情を浮かべていた。
ただひとつ、皆に共通していたのは、「ポジティブでいよう」という思いだった。それは、22年夏のブライトン復帰から三笘を追い続けている筆者も同じである。
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三笘の怪我に関するアップデートが行われるのは、イギリス時間14日午後1時半(日本時間午後9時半)から始まるヒュルツェラー監督の定例会見。ブライトンのサポーターも、ポジティブな知らせを祈るような気持ちで、その時を待っている。
そして、日本代表のメンバー発表は翌5月15日。もしサッカーの神様がいるのなら、今回ばかりは三笘に微笑んでほしい――そう願わずにはいられない。
