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日本記録更新後3カ月で東京マラソン挑戦…大迫傑35歳が感じたランナーとしての“新しい可能性”「自分も意外と単独走できるんだなと…」 

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涌井健策(Number編集部)

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/05/27 11:01

日本記録更新後3カ月で東京マラソン挑戦…大迫傑35歳が感じたランナーとしての“新しい可能性”「自分も意外と単独走できるんだなと…」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

昨年12月のバレンシアマラソンで日本記録を更新し、今年3月の東京マラソンでも2時間5分台と日本人トップの好記録でフィニッシュした大迫傑(35歳)がその舞台裏を明かしてくれた

「はい、無意識の部分なんですけど、ハングリーさが若干欠けていた部分もあったのかなとは思います。でもレース中は蓄積疲労みたいなものを感じることはなかったし、体、肉体的には十分戦えることは分かりました。

 ただ、東京(マラソン)って結構難しいなって改めて思いましたね。小さいながらも何度も橋のアップダウンがあるし、今回は晴れでしたけど、雨の降る都市なので、道路が緩やかに傾斜してるんですよね。中央分離帯が少し高くなっていて、排水できるようになっている。道路自体がフラットなバレンシアからレース間隔が短かったからこそ比べてしまって、その傾斜を足で感じちゃったところがありました」

東京マラソン「勝負のポイント」は?

――東京マラソンの展開を振り返ると、大迫選手の位置から「勝負のポイント」を見極めるのも難しかったのかなと思いました。

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「確かに、前と後ろ、第1集団と第2集団がかなり離れていたことの難しさはありました。でも、第二集団の中で周りを見て走りつつ、しっかり生き残り、38km地点、田町の最後の折り返しを過ぎてからが勝負かなと思っていたんです。あそこで、大体みんなペースが落ちるんで。

 そういえば、今回一つとても良かったことがあります。レース前、ボルダーで最後に追い込む練習で、コーチのピート(・ジュリアン)に自転車で引っ張ってもらったんです。でも、その時はなぜか自転車とリズムが合わなくて「自分だけで走るからどいて」と1人になったことがあったんです。すると、最後の6kmぐらいでタイムが上がっていきました。

 その時の良い感覚が自分の体の中に残っていたので、東京でも最後の折り返しからしっかり自分のリズムで押していけました。練習の成果が出たな、と。「自分も意外と単独走できるんだな」と思いましたし(笑)、やっぱりいつも誰かの後ろについて走るより、前に出た方がリズムがつかめることもあるんだなと」

――マラソンランナー・大迫傑として新しい可能性が開けたということでしょうか?

*インタビュー後編では、マラソンランナー・大迫傑の可能性や今後のプランについて語られています。

<続く>

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