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“同学年で八冠独占”藤井聡太名人や伊藤匠二冠だけでなく…「ふ、夫婦がNHKで解説と聞き手?」マンガ家が描いた将棋界“ほっこりシーン”って?
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千田純生JUNSEI CHIDA
photograph by日本将棋連盟/Junsei Chida
posted2026/05/05 11:01
今月の将棋ハイライト。マンガは関連記事などからもご覧になれます!
名人戦と並行して開催されている叡王戦、2年連続の挑戦者となっているのは斎藤慎太郎八段。2期連続して同じカードとなった五番勝負は第1、2局と伊藤叡王が連勝して早くも防衛へ王手をかけましたが、5月3日に開催された第3局では斎藤八段が1勝を返し、5月23日の第4局へ。端整なルックスから「さいたろう先生」と人気が高い中で、実力も相変わらずトップレベルの斎藤八段が接戦に持ち込むのか。
さらに夏のタイトル戦、優勝賞金が前回から総額5000万円となったことで注目を集める棋聖戦も、挑戦者が服部慎一郎七段に決定しました。挑戦者決定戦では羽生善治九段を相手に大逆転勝利を収め、自身初のタイトル戦挑戦を決めました。「服部」の名字から“忍者”としてのキャラクターも将棋ファンにおなじみとなりつつある中で、藤井棋聖のスキを突くことはできるのか――。
3)夫婦でNHK聞き手&解説…って珍しい
4月は棋士が年間通して戦う順位戦がないということで、各地で棋士のイベントが開催される月でもあります。その中で山形県天童市で行なわれる恒例の「人間将棋」では、第71回を迎えた今年は、高見泰地七段や斎藤明日斗六段、内山あや女流二段に砂原奏女流2級らが参加。満開の桜の下で大いに盛り上がったとのことです。さらには藤井六冠や伊藤二冠が好成績を残すことで知られてきた詰将棋解答選手権では、岩村凛太朗四段がなんと「100点満点」をマーク。盤上の公式戦でも結果を残すのか、注目大ですね。
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「あと、これは盤外と言っていいのかなんですけど……」
編集担当さんも僕も「びっくりしましたよね」と共鳴したのが、おなじみのテレビ棋戦NHK杯でのことでした。4月12日に放送された本田奎六段と横山友紀四段の対局、この日の司会を務めていたのは和田あき女流二段で、解説者は……黒沢怜生六段でした。
「おふたりは2025年6月にご結婚なされたんですよね。棋士と女流棋士の結婚はこの日の対局者だった本田六段と山根ことみ女流二段など、珍しくない話ではあるんですが、聞き手と解説で並ぶというのは、ABEMAや囲碁将棋プラスなどを含めてもあまり見たことがなかったです(笑)」
対局を通じて見ていると――和田さんは少し恥ずかしそうでしたが、黒沢さんがうまくリードしていました。「普段からの雰囲気も見えるような、ホッコリとした放送でしたよね」とは編集担当さん。藤井六冠や伊藤二冠だけでなく……盤上盤外で様々な新鮮な出来事が起こる将棋界。初夏もさわやかな話題を期待しています!


