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「珍しい…」久保建英がイラ立ったのは“反則覚悟の包囲網”ではなく…初タイトルから4日後「失望のMOM」“タケの自負”をカメラマンは感じた
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2026/04/28 17:00
レアル・ソシエダの久保建英。自身初のタイトルを経験した直後の試合で見せた表情とは
ただ敗戦後のインタビューにて久保は、
「その代償を払ったとは思いません。ヘタフェがいいプレーをした」
と、国王杯決勝やその祝賀会の影響を否定している。
久保に対して反則覚悟の包囲網が
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アウェイチームに押し込まれる中で最初に大きなチャンスを迎えたのはソシエダで、前半11分に相手のハンドにより得たPKのキッカーには、ブライス・メンデスが名乗り出た。サイドネットを狙いすましたシュートだったが、ボールはポストに弾かれゴールを奪うことができなかった。
相手の激しいプレッシングを受けてやや劣勢のソシエダにあって、攻撃の起点となったのが久保だった。
前線右サイドにポジションを取るも中々ボールが届かない状況が続くと、大きく中にポジションを絞る様子や、ボランチの位置にまで顔を出し、直接GKからパスを受けようと試行錯誤する様子が見られた。回数こそ多くはなかったが、ブライスとの阿吽のコンビネーションは出色で、相手守備陣を翻弄したが……。
そんな久保には、相手MFのアランバリ、5バック大外のイグレシアスに加え左CBジェネによって、時には反則をも厭わぬ激しい徹底した包囲網が敷かれた。
久保はドリブルだけでなく、カットインから逆サイドへの展開、アウトサイドを使ったパスなど、できうる限りの技で応戦。CKの際にもブライスとのショートコーナーからパスを受け、鋭い切り返しからクロスまで繋げるなど得点機を演出した。しかし得点を奪うまでには至らずにいると、29分、相手のクロスに対応したジョン・ゴロチャテギのオウンゴールによって先制点を与えてしまった。
あまり見たことがない“味方への苛立ち”
後半に入りビハインドのホームチームが、早めの交代策で攻撃色を強めたが、得点を奪えぬままジリジリと時間が進む。
思わず苛立ちを見せる久保の姿がレンズ越しに飛び込んできた。
味方とのコンビネーションがズレた際に見せたものだが、味方への苛立ちはあまり見たことがなく珍しく感じた。
試合は0-1のまま終わりを迎えた。





