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「珍しい…」久保建英がイラ立ったのは“反則覚悟の包囲網”ではなく…初タイトルから4日後「失望のMOM」“タケの自負”をカメラマンは感じた
posted2026/04/28 17:00
レアル・ソシエダの久保建英。自身初のタイトルを経験した直後の試合で見せた表情とは
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中島大介Daisuke Nakashima
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Daisuke Nakashima
4月22日、ラ・リーガ33節レアル・ソシエダ対ヘタフェ戦で、怪我により3カ月近い長期離脱を強いられていた日本代表MF久保建英が先発復帰、フル出場を果たした。試合は、ホームのソシエダが29分にオウンゴールで失点。久保を攻撃の中心に必死の挽回を試みるも、最後までゴールを奪うことができず0-1での敗戦となった。この試合撮影取材のためスペイン北部サンセバスチャンへ向かった。
カップ戦優勝、サポーターから惜しみない拍手が
ヘタフェ戦から遡ること4日、ソシエダはアトレティコ・マドリーとのスペイン国王杯決勝を制しトロフィーを掲げている。その2日後にはサンセバスチャンで優勝祝賀会が行なわれ、同僚からマイクを向けられた久保は、大観衆に対して「僕はしゃべるのはあまり好きではないんだ。ピッチで語る方が好きだよ。きょうは人生で最高の日だ。最高の時間を過ごそう!」とスペイン語で沸かせるとともに、ファンからは残留要望コールが起きたほどだった。
ヘタフェ戦キックオフ前には、その獲得した優勝カップを中心にした花道をソシエダ選手全員が通り抜け入場。その中には、スペインの公式戦タイトルを獲得した初の日本人選手となった背番号14の姿があった。
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そしてスタジアムを埋める多くのサポーターからは惜しみない拍手が送られ、幸福な空気がスタジアムを包んだ。
トロフィーと共に撮影した集合写真でははためくチーム旗が、与えられた撮影ポジションからは選手たちにモロ被りしてしまい、撮影にはかなり苦戦することとなった。
あまり多くのセレモニーをこなしてきていないからだろうか、報道陣までをも含めたセレモニーの運営に四苦八苦させられたが、その分、選手たちやファン、運営まで全員がこの勝利を喜び、誇る気持ちが伝わってきた。
「代償を払ったとは思いません」
久保が怪我明け初の先発復帰となった一方で、キャプテンのミケル・オヤルサバルらが国王杯からのローテーションによりサブに、また今シーズン攻撃の要となっているゴンサロ・ゲデスは怪我のため招集外となった。奇しくも決勝戦を戦った2チームが、ともに今節敗戦(アトレティコは2-3でエルチェに敗戦)したのは、PK戦までもつれた死闘となった国王杯決勝の影響が少なからずあったといえそうだ。

