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「ユウキはノベルティじゃない、NBA選手だ」24歳河村勇輝“アメリカでの評価”は確実に変わった…激動シカゴの3カ月は「間違いなくNBA本契約につながる」
posted2026/04/23 11:02
今季はシカゴ・ブルズとツーウェイ契約を結んだ河村勇輝。昨季と比べて出場機会を増やした
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Scott Taetsch/Getty Images
4月に入ったというのに、シカゴはまだ芝生が枯れたままで、空気も寒々としていた。相変わらずこの街の4月は春には遠い。少し暖かい日があっても、すぐに冬の寒さが戻ってくる。それでも、間違いなく春は近づいていて、枯れたように見える木の枝の節々には、今にも顔を出そうとする若芽が控えている。それをわかっているからこそ、シカゴの人たちは寒くて長い冬を我慢できる。
わずか3カ月という短いシーズン
河村勇輝のNBA2シーズン目も、まるでシカゴの4月のようだった。開幕前の10月に足に血栓が見つかったことで出遅れ、3カ月という短いシーズン終了を迎えた。
「最初の3カ月間にバスケができなかったっていうこともあって、シーズンがすごく短かったというか、早かった」と、河村はシーズンを振り返った。
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アメリカに出てきたときから掲げているNBA本契約という目標はまだ達成できておらず、立場的には昨季と同じツーウェイ契約のままで終わったシーズン。それだけ見ると前進していないように思えるかもしれないが、3カ月の間の経験の中身が1年前とは違った。勝敗が決した後しかNBAの試合に出られなかった昨季とは違い、今季はローテーション入りして前半からコートに立つ機会が何度もあった。
「去年は、もちろんNBAに所属はしてましたけれど、試合でチームに貢献しているとは感じられなかったシーズンだった。今年は試合に勝てた試合も負けた試合も、自分に何ができたんだろう、何ができなかったんだろうっていう反省と課題と、その繰り返しができたシーズンだった。そこは本当に自分にとって、すごくいい経験になってますし、間違いなく去年よりも質のいい時間帯でプレーできて、プレッシャーを感じる中での試合で、本当に強くなってると感じています」

