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バスケ河村勇輝“魔法のパス”なぜ生まれる?「その夜に動画を作ってユウキに送った」NBAブルズ同僚が明かした河村の“驚くべき日常”
posted2026/04/23 11:01
NBA2年目のシーズンを終えた河村勇輝
text by

宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
AP/AFLO
ホームコートのロッカールームを注意深く見渡すと、チーム内での選手の立ち位置がうかがえる。
シカゴのユナイテッドセンターにあるブルズのロッカールームでは、常設されているロッカーは16人分。そのうち15人分のロッカーには背番号と名前が入っている。本契約選手の14人と、ツーウェイ契約選手の1人、去年のドラフト2巡目で指名されたロックレン・オルブリックのものだ。
残る1つのロッカーが河村勇輝に割り当てられた場所なのだが、他の選手のロッカーとは違い、下のほうに小さなシールで河村の名前が貼られているだけだった。もう1人のツーウェイ契約選手、マック・マクラングと、シーズン終盤にGリーグチームから昇格したばかりのムハマドゥ・ゲイは、一回り小さな臨時ロッカーを使っていた。
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同じブルズのユニフォームを着ていても、みんなが平等というわけではない。それが現実だ。その中で、チームとしてひとつにまとまり、それぞれの役割をまっとうする。
出場時間はわずか8分半
河村が、汗だくになってロッカールームに戻ってきた。
4月10日、シカゴ・ブルズのホーム最終戦が終わって30分ぐらいたっていた。この日の河村は、前半に出場した際にターンオーバーをしてしまったこともあり、出場時間は試合を通じて8分半に限られていた。運動量が足りないと判断した彼は、試合後、取材を受ける前にトレッドミルで走ってきたのだという。
「自分でコンディションを考えて、きょうみたいにプレータイムが少ないときや、プレータイムがもう少し多いときでも物足りないときは、チームと相談して、(試合後に)走ったりしています」
顔から吹き出る汗をぬぐいながら、河村はそう説明した。

