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佐々木朗希の「球種少なく球数多い問題」はどうなる…「カーブ多投」大谷翔平のサイ・ヤング賞ライバルは山本由伸か〈ドジャース3投手の内容精査〉 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2026/04/06 17:03

佐々木朗希の「球種少なく球数多い問題」はどうなる…「カーブ多投」大谷翔平のサイ・ヤング賞ライバルは山本由伸か〈ドジャース3投手の内容精査〉<Number Web> photograph by EPA/JIJI PRESS

ロサンゼルスの壁画にも登場した大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希。ドジャース3投手がそろい踏みしたガーディアンズ戦の投球内容を振り返る

 もともと佐々木の最大の武器はスプリッターで、平均回転数566は驚異的な低さだ。千賀滉大のお化けフォークが1000回転前後とされるが、それさえ大きく下回る。MLBでは「スピンキラー」と言われているが、見逃せば大半がボールになるゆえ、各打者はこの球にはほとんど手を出さなくなっている。昨年の佐々木の苦境は、最大の武器であるスプリッターを封じ込まれた点にあった。

 そのためロバーツ監督は「球種を増やせ」と指示したのだが、今季、佐々木はスライダーを新たに加えた。これによって佐々木の投球の幅は大きく広がった。

ナショナルズ戦6失点は課題が露呈した

 31日の試合ではスライダーを22球投じたが、ボールは4つだけ。カウントをとれる球になっている。データ上は佐々木はカッターも投げたことになっているが、詳細は不明。

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 なお現地5日のナショナルズ戦に先発した佐々木は、一塁ベースに当たるタイムリーヒットの不運があったものの、2本塁打を食らって5回6失点だった。3回、ガルシアJr.に打たれた2ランは155km/hのフォーシーム、一塁ベースに当たる不運な安打の後にウッドに打たれた3ランは137km/hのスプリッターだった。その後の大谷ら打線の援護によって負け投手にはならなかったが、球種の少なさ、そして決め球がないことが露呈した感がある。

大谷が今季多投しているのは意外にもカーブ

大谷翔平 87球
フォーシーム 32/20空1安0:155.8km/h 2471RPM
カーブ 21/15空2安0:120.3km/h 2613RPM
スプリッター 15/8空5安0:140.8km/h 1587RPM
スイーパー 12/7空2安1:135.5km/h 2683RPM
シンカー 4/0空0安0:153.4km/h 2222RPM
スライダー 3/3空1安0:137.9km/h 2646RPM

 フォーシームは2471回転、球速もあるが大谷の速球はホップしている。球速以上に打者に威圧感を与えているはずだ。昨年まではスイーパーを多投していたが、ひじの負担を考慮してこの比率が減り、カーブを多投している。大谷のカーブはストライクゾーン高めに決まっている。「緩急」もついて新たな「武器」になっている。カーブと言えばオリックス時代の山本由伸の得意球だが、山本の球を参考にしたのだろうか。

 さらにスプリッターの切れも鋭く空振りをたくさん奪っている。速球の「質」が良いうえに、カーブ、スプリッター、スイーパーとメリハリのついた変化球も投げている。

6球種でストライクが取れる由伸の強み

山本由伸 87球
スプリッター 23/9空2安0:146.0km/h 1438RPM
フォーシーム 22/13空1安2:153.7km/h 2221RPM
カッター 19/12空1安1:146.6km/h 2386RPM
カーブ 10/9空2安1:123.8km/h 2787RPM
シンカー 7/3空1安0:152.4km/h 2294RPM
スライダー 6/6空3安0:141.6km/h 2620RPM

【次ページ】 大谷のサイ・ヤング賞ライバルは由伸では

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