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WBC優勝後「NPBから僕には何一つ聞き取りがない」ダルビッシュ有が3年前に口にしていた“危惧”「次への議論がない、それがすごく嫌なところ」

posted2026/03/30 11:04

 
WBC優勝後「NPBから僕には何一つ聞き取りがない」ダルビッシュ有が3年前に口にしていた“危惧”「次への議論がない、それがすごく嫌なところ」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

WBC、侍ジャパンはなぜ敗れたのか。3年前にダルビッシュが口にしていた危機感とは。話題の記事を短縮版でお届けします

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Hideki Sugiyama

期待よりも早くWBCから姿を消した日本代表。敗因分析がかまびすしいが、実は日本中が優勝の喜びにひたっていた3年前に、すでに危機感を口にしていたのがダルビッシュ有だった。日本野球の発展を願う男の提言を、短縮版でお届けする。

 ミックスゾーンに、ダルビッシュ有の姿はなかった。

 ベネズエラ代表に5-8で敗れた準々決勝の試合終了から約1時間。三塁側クラブハウスの外には日米のメディアが集まったが、アドバイザーとして合流していた39歳のパドレス右腕は、公の場に姿を現さなかった。裏方に徹した男は、この敗戦についてどんな思いを持っていたのか。それを推測するには、3年前にさかのぼる必要がある。

ダルビッシュが“憤っていた”理由

 日本中が優勝の喜びに沸いた2023年大会の直後、ダルビッシュは憤りに近い感情を抱いていた。

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「今回終わってから、僕にWBCのことで『どういう問題がありましたか?』とか……NPBとか侍ジャパンからは何一つ、聞かれていない。次のWBCでどうやったら今年よりも良くなるか、の議論が一切ないじゃないですか。それが僕、すごく嫌なところ」

 2023年8月時点のコメントだ。翌2024年1月時点でも、NPBからフィードバックの話し合いはなかったと彼は明かしている。

 ダルビッシュが求めた「議論」は、ピッチクロックの導入でも使用球の統一でもなかった。もっと根本的なことだ。“日本の球界がアメリカの球界を超えてほしい”という願いのもと、組織全体で日本野球の方向性を定めることを望んでいた。

「テクノロジーを入れたらいいと思いますよ。(指導者が)自分の経験と感覚でモノをいうので、そこから出る答えしかないわけですよ。それが正しいかどうかなんて分からない」

 指導者の献身を否定しているのではない。もっとできることはないのか? という問いを持ち続けてほしい、というのがダルビッシュの主張だ。

 今大会、準々決勝敗退後に大谷翔平も「(データを)現場が日頃から『使ってはなさそうだな』という雰囲気は出ていた」と語った。3年前のダルビッシュの危機感は、今大会の結果として現実になった。

 その言葉の全貌と、ダルビッシュが描く日本球界の未来像は、本編でさらに詳しく語られている。

続く

この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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#ダルビッシュ有
#大谷翔平

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