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「テンパリさえしなければ」19歳川野琢磨がSVリーグ最年少デビュー、東京グレートベアーズで過ごした時間は何を変えたのか? 4月からは早稲田大へ復帰
posted2026/03/27 11:01
SVリーグデビューを果たした東京グレートベアーズ・川野琢磨(19歳)。4月からは早稲田大学に復帰する
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市川忍Shinobu Ichikawa
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SV.LEAGUE
2026年2月21日、有明コロシアムで開催されたバレーボールSVリーグにて東京グレートベアーズ(以下、東京GB)の川野琢磨が初めての試合出場を果たした。前節の14日、同じ会場で行われたジェイテクトSTINGS愛知戦GAME1で初のベンチ入り。SV.LEAGUE MENにおける最年少出場記録(19歳6カ月20日)を更新していたが、この日は途中交代でコートに入りプレー。翌日の22日GEME2では初得点も決め、堂々たるデビューを飾った。
「川野は5~6年後には日本代表のレギュラーとして活躍するであろう可能性を持ったビッグタレントです。現時点ではまだ課題もありますが、今以上に成長するという確信を私は持っています。彼が成長するために監督として教えられることはすべてしてあげたい」
東京GBのカスパー・ヴオリネン監督もほれ込む逸材だ。
停滞感を打ち破るチャレンジ精神
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川野は2024年11月、駿台学園高在学中に強化育成選手として東京GBに入団した。その後、第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)で駿台学園を優勝に導く。25年1月、公益財団法人日本バレーボール協会の強化選手に選ばれイタリア・セリエAのガス・セールス・ブルーエナジー・ピアチェンツァへ派遣された。3月に帰国したあとは早稲田大学へと進学し、25年6月、東京GBとの契約継続を発表。そして大学の授業が休みとなる26年1月末より東京GBに再合流している。「今は都内の実家からグレートベアーズの練習場に通っています」と常にチームと行動を共にしている。
東京GBの主将・古賀太一郎は語る。
「ちょうど川野選手が合流したときは、チームは黒星が先行して停滞ムードが漂っていた時期。でも彼の持つチャレンジ精神や、例えば練習でミスをしても、そこから学んで日々、成長していく姿がチームに新鮮な空気をもたらしてくれたと思っています」


