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石川祐希、西田有志、高橋藍より早い…高校3年生が男子バレー日本代表“異例”の初選出「あの子は面白い」亡き名将も認めた逸材・一ノ瀬漣(17歳)とは何者か?
posted2026/04/19 11:01
バレーボール男子日本代表の登録メンバーに選出された一ノ瀬漣(17歳)。新年度は鎮西高校のキャプテンを務める
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
Hiroyuki Nakamura
高校3年生、17歳の一ノ瀬漣(鎮西高校)が2026年度のバレーボール男子日本代表に初選出された。
石川祐希や西田有志も高校卒業直後に選出されたことはあるが、現役高校生での選出は2022年度の登録メンバーに名を連ねたミドルブロッカーの麻野堅斗以来のこと。アウトサイドヒッターで言えば、2020年2月に選出された高橋藍まで遡る。
高橋は東山高校の主将として春高バレーを制した直後の選出だったことに対し、一ノ瀬は今春に3年生になったばかりだ。今年1月の春高は「高校三冠」を逃したものの、高校バレーボール界を代表する若きエースの初選出は、それだけに大きな快挙となった。
名将がポツリ「でも、あの子は面白い」
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一ノ瀬を初めて見たのは、高校入学間もない2024年6月。鎮西高で行われた駿台学園高と練習試合の時だった。
その年の駿台学園は春高3連覇を含めた主要三冠タイトル獲得を目指す絶対王者。当時のチームには今回の日本代表にも選出されている川野琢磨(早稲田大学/東京グレートベアーズ)ら経験豊富な選手が揃ったタレント軍団だった。
1日で10セットをこなす練習試合を前に、鎮西高の畑野久雄・前監督が「1セットも獲れんでしょ」と言いながらも「でも、あの子は面白い」と名指しで期待を寄せたのが、佐賀県から“鎮西の3番”に憧れて越境入学してきた当時1年生の一ノ瀬だった。
「(一ノ瀬は)まだまだ粗いしミスも多い。でも試合の中で成長するんです。強い相手とやって、どれだけできるか。1年生だし、まぁ通用せんでしょうけど、楽しみですよ」

