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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「移籍金6億円はバーゲン価格」「“ミトマの1ミリ”弾後もアオは成長」英国での日本代表MF田中碧リアル評「リーズでモリタとの共演が実現すれば」
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ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph byRene Nijhuis/MB Media,Getty Images
posted2026/03/30 17:01
リーズで出場機会が限られている田中碧だが、W杯に向けてどのような歩みを見せるか
しかも近年のチャンピオンシップには、クイーンズ・パーク・レンジャーズの斉藤光毅やコベントリー・シティの坂元達裕、ストーク・シティの瀬古樹、サウサンプトンの松木玖生などなど、多くの日本人選手が活躍しており、リーズは廉価でこのトレンドに乗れたと言える。
どのクラブも、日本人選手のハードワークや規律ある働き、高度なスキルを重用し、選手たちは実績を積んでいる。英国のビザ取得要件が緩和されたこともあり、この流れはさらに加速しそうだ。
イングランド初挑戦だった田中は、序盤の数試合こそベンチスタートになったものの、負傷したイーサン・アンパドゥの代わりに途中出場した第7節のコベントリー戦で早くも指揮官の信頼を掴み、以降は先発に名を連ねるようになった。ダニエル・ファルケ監督は当時、日本出身のニューカマーについて次のように話していた。
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「アオは抜群のテクニックと、虎のようなハートを持っている。今季最高の新加入選手のひとりだ」
リーズ本拠地は「世界一のスタジアムだ」
きっと監督と同じ気持ちだったファンについて、田中はこんな印象を伝えた。
「エランド・ロードは最高の雰囲気を醸し出す世界一のスタジアムだ。こんなところで素晴らしいサポーターたちと共にプレーできるなんて、自分たちは本当にラッキーだよ」
田中は文字通り、リーズの中心選手となり、前のシーズンに昇格プレーオフ決勝でサウサンプトンに敗れたチームのトップフィニッシュに貢献。3シーズンぶりのプレミアリーグに自動昇格したリーズの熱狂的なファンは、彼を崇めるようになった。またプロフットボーラーズ協会(PFA)が選ぶ、2024-25シーズンのチャンピオンシップのベストイレブンに選出された。リーズからはDFジェイデン・ボーグル、FWダニエル・ジェームスら5人、アジア人選手ではただひとりだった。
田中碧が語った英国のレベルと前向きな気持ちとは
今シーズン、田中は欧州で初めて1部リーグに臨んでいる。しかも、世界でもっともハイレベルな国内リーグだ。壁にぶつかってしまうのも無理はない。ただしポジティブな姿勢を崩さない現在27歳のセントラルMFは、それを自覚しつつ、挑戦を楽しんでいるように見える。
「ここは世界一のリーグ。戦術的にも技術的にも、すべてがトップレベルだ。自分はドイツで3年プレーしたけど、これほどまでにコンパクトではなかった」
シーズン序盤にそう言った田中は後の12月に、さらに前向きなコメントを発している。

