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「優秀な生徒がどんどん海外に…」WBCを経て“大谷翔平の母校”監督が語る「甲子園と世界」の危機感…外国出身選手の入学も「勝つためじゃない」

posted2026/03/23 17:00

 
「優秀な生徒がどんどん海外に…」WBCを経て“大谷翔平の母校”監督が語る「甲子園と世界」の危機感…外国出身選手の入学も「勝つためじゃない」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

大谷翔平、菊池雄星らを輩出した花巻東高校の佐々木洋監督。息子の麟太郎はスタンフォード大に在学中だ

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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Hideki Sugiyama

 日本を準々決勝で倒して波に乗り、初の栄冠を手にした南米のベネズエラ。初のベスト4と世界を驚かせた、ヨーロッパのイタリア。

 今回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を席巻した国を支えたのは、メジャーリーグのトッププレーヤーである。

 日本にしても顔ぶれは負けていない。

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 ロッキーズの菅野智之にレッドソックスの吉田正尚、カブスの鈴木誠也、ドジャースの山本由伸。今シーズンから新たに名を連ねるブルージェイズの岡本和真、ホワイトソックスの村上宗隆。

 彼らがいかにして世界と肩を並べる存在となったのか? WBC期間中は、そんなエピソードで持ちきりだった。

 そしておそらく、メジャーでの成り上がりの軌跡に最もスポットライトを当てられた選手が、エンゼルスの菊池雄星とドジャースの大谷翔平だったはずだ。

“大谷翔平の母校”監督が語った「グローバル社会」

 岩手から世界へ。

 雪国育ちの俊秀が国際舞台で異彩を放つ様は、日本人のプライドをより駆り立てる。

 ふたりを世界で通用する人材へと導いた佐々木洋は、「野球」という狭い枠を取り除くように目じりを下げる。

「野球を3年間やっただけで終わりにするのはダメなんじゃないか、とすごく思っているので。グローバルな社会になって世界でモノを売れる企業が生き残る時代ですから、真剣に英語を学ぶですとか、海外で仕事をすることも視野に入れるべきなんじゃないかと」

 佐々木は花巻東の監督として、自らの考えをすでに体現している。

 話題として真っ先に上がるのが、息子の麟太郎を高校卒業後にスタンフォード大へと進学させたことだ。

【次ページ】 現在の野球部員にはドイツ出身の選手も

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