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「(木原)龍一は『自分は頭良くない』って言うけど…」高橋成美が明かす“木原龍一がペアに初挑戦した頃”「技の名前から覚えて、細かく考えていた」

posted2026/03/03 06:00

 
「(木原)龍一は『自分は頭良くない』って言うけど…」高橋成美が明かす“木原龍一がペアに初挑戦した頃”「技の名前から覚えて、細かく考えていた」<Number Web> photograph by Tadashi Hosoda

名解説で話題の高橋成美さんが明かした木原龍一選手との「なるりゅう」時代とは

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NumberWeb編集部

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Tadashi Hosoda

ミラノ・コルティナ五輪の名解説が大きな話題を呼んだ高橋成美さん。帰国後すぐに多忙の中、取材に応じてくれたインタビューを短縮版でお届けします。

 ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを獲得した「りくりゅう」ペア。その瞬間、解説席で涙を流した高橋成美さんと木原龍一選手には、かつてペアを組んでいた深い絆がある。試合後のミックスゾーンで木原選手が「なるちゃんがいたから俺たちが金を取れた」と感謝の言葉を口にしたとき、高橋さんは「頭が真っ白になった」という。


 木原と高橋さんがペアを組んでいたのは2013年1月から2015年3月。世界ジュニア選手権のエキシビション練習前に「りゅうちゃんとなるでツイストやってみてよ」と言われ、やってみたところ「しっくりきた」のがきっかけだった。

技の名前から覚えていた

 当時の木原選手はペア初心者。「持ち上げるために体を鍛えたり、技を一つも知らないので名前を覚えたり、手のつなぎ方から苦労しながら学んでいました」と高橋さんは振り返る。

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「本人は『自分は頭良くない』っていうんですけど、すごく考えているんです」と高橋さん。「女性を投げる際、どっちの方向に投げたらランディングしやすいかなど、細かく考えながら練習していました」。

 その計算された努力は当時から顕著だった。「技を習得するにも、先のことを見越して基礎練習をしっかり積み重ねる。ソチでも試合直後に筋トレをしたり、計画的に行動していました」。

 ペアを組んでからソチ五輪まで1年もない準備期間。「とにかく時間がなくて、まだできていない技をできる前提でプログラムに入れたりしていました。意見の食い違いもありつつ、お互いに良くしていきたい思いでやっていたので楽しかったです」。

 結果は団体戦5位、ペア個人はショート18位でフリー進出はならなかったが、その経験が今回の金メダルの礎となった。今回の金メダル後、木原選手から感謝の言葉をもらった高橋さん。「五輪で金メダルを獲ったときぐらい、もっと自分たちのためだけに喜んでいいのに、私に気をつかってくれた。本当に尊敬ですよ」。

 短い期間ながらペアを組んでソチ五輪の舞台に立った二人の絆は、歴史的な金メダルをより深い意味のあるものにした。そしてその経験がミラノ・コルティナ五輪の高橋さんの“名解説”につながっていったのだ。高橋さんの秘話はこの記事の本編でより詳細に描かれている。

つづく

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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