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「自分なりのオリンピックの勝ち方が実現できたのかな」五輪2大会連続銀メダル・鍵山優真が語った「金メダルは、僕の中ではオプション」の真意
posted2026/03/11 06:18
五輪2大会連続で銀メダルを獲得した鍵山優真
text by

野口美惠Yoshie Noguchi
photograph by
Asami Enomoto / JMPA
発売中のSports Graphic Number 週刊文春3/12臨時増刊号に掲載の[五輪の魔物と戦って]鍵山優真「4回転フリップに後悔はない」より内容を一部抜粋してお届けします。
「自分なりのオリンピックの勝ち方を実現できた」
フィギュアスケート男子の表彰式。慣れた様子でマスコットキャラクターを銀メダルのリボンに挟み、国旗掲揚を眺める。鍵山優真は、メダルの筆頭候補として臨み、その期待のままに輝きを掴み取った。
「僕は日本に生まれて、伊藤みどりさんの時代からレジェンドと呼ばれる偉大な選手達の背中を見て育ち、オリンピックでメダルを取ることに憧れてきました。自分は自分なりのオリンピックの勝ち方を実現できたのかなと思っています」
北京五輪から今大会まで、出場した4つのカテゴリーすべてで銀メダルを獲得した。“五輪の魔物”との駆け引きに勝ち続けてきた男の勝算はどこにあったのか。その戦いを振り返る。
オリンピックは楽しんだ方が勝ち
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22歳で迎える、2度目の五輪がやってきた。2月5日にメインリンク入りした鍵山は、童心に返ったかのように生き生きとスケートを楽しんだ。
「試合に対してどういう気持ちで向き合うか、この4年間色々な経験をしてきました。オリンピックは、本当に楽しんだ方が勝ちだと思っています」
団体戦初日は、全力でチームメイトを応援し、感動して号泣する。翌日に自分の本番がある緊張感を忘れるほど、五輪の団体戦というイベントに全身で没頭していた。
「ずっと共に滑ってきた仲間がオリンピックで演技している姿を見たら、思い出がよぎって涙が出過ぎちゃいました」
団体戦のショートでは、パーフェクトの演技でイリア・マリニン(アメリカ)をしのいで1位。手応えを感じた。
「ミラノに来てから上手く行ってる感覚がすごくあります。自分はオリンピックと相性いいのかな(笑)。個人戦でもしっかり感覚を研ぎ澄ませたいと思います」

