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フォルティウスへの“批判”に現地解説・石崎琴美が本音「胸を張って。誇らしく思ってほしい」じつは“五輪出場もギリギリ”日本カーリング界の現状
text by

曹宇鉉Uhyon Cho
photograph byTsutomu Kishimoto/JMPA
posted2026/02/22 12:06
世界最終予選を勝ち抜いて五輪への切符をつかんだカーリング女子日本代表のフォルティウス
――石崎さんご自身は、選手として出場した五輪でどんなものを得たのでしょうか。
石崎 やっぱり、大変な瞬間をみんなで乗り越えたという経験が大きいですね。行くまでも、行ってからも大変なことがたくさんありましたから。そういった経験と、特別な舞台でしか味わえない感覚というのは代えがたいものです。多くの人たちへの感謝やリスペクトの気持ちもあらためて学ぶことができました。
「ギリギリで五輪に出場」日本カーリング界の現状
――3月にはロコ・ソラーレが出場する世界選手権があります。4年後の五輪やその先に向けて、日本の女子カーリングの現在地と課題をどう見ていますか?
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石崎 直近の2大会、北京五輪とミラノ・コルティナ五輪は世界最終予選に回っての出場でした。まずはそこに行かずして、五輪の出場権をつかみたい。そのためには世界選手権での結果(ポイント)が求められます。最終予選のプレッシャーは非常に厳しいものがありますし、その有無で強化の仕方も変わってくるので、やはり理想としては世界選手権のポイントで五輪にストレートインしたいですね。いまはギリギリのところでやっと出られている感じなので。
――そのためにはどんな強化が必要になるのでしょうか。
石崎 男女を問わず、強いチーム、強い国というのはジュニアの世代から強い。男子ならスコットランド、女子でいうと韓国は「すぐに上にいけます」というような有望な若手のチームがいくつもあります。これまでの日本は、特定の強いチームがいてくれたからなんとか五輪に出られていた。今後はジュニアや若い世代の育成に力を入れて、もうすこし複数のチームが国内で競るようなベースを作っていきたいところですね。若いときからすこしずつ世界の舞台を経験することが、強化においては重要だと思います。

