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浅田真央“伝説のソチ五輪”で起きた「スケート靴アクシデント」じつは過去にもあった“環境の不備” …ミラノ五輪で物議“緊急事態”を救ったある男性 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byJIJI PRESS

posted2026/02/12 17:13

浅田真央“伝説のソチ五輪”で起きた「スケート靴アクシデント」じつは過去にもあった“環境の不備” …ミラノ五輪で物議“緊急事態”を救ったある男性<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ソチ五輪フリーを終え、涙を流す浅田真央

「ショートプログラムはプレッシャーがあったから? 違いますよ。フリーが奇跡だとも思わない。フリーこそ、あのときの真央のふつうの滑りでした」

 つまり、ショートプログラムはブレード(エッジ)の問題から起きたことだと指摘したのである。

 フリーのあと、小塚の父は浅田にこう記したメールを送っている。

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「よかったね。でも僕は神がかりと思わない。あなたのいつものフリーだったね」

日本チームの緊急事態を救った“ある男性”

 浅田の件が象徴するように、それくらい、ブレード、エッジはスケーターにとって大切な部分である。なおさら、今回の問題がありえない事態であることも浮き彫りになる。

 日本チームは、急きょスケート靴の工房を訪れ、表彰式に臨んだ全選手の研磨を行ったという。手がけたのは佐藤駿を指導する日下匡力コーチだ。昨年末の取材で日下氏はこう話している。

「僕がインストラクターを始めたのは川越スケートセンターですが、川越市にスケートショップがなくて、近くに研磨機もなかった。自分でやるしかないわけです。そこで研磨機を置かせてもらって、靴の分解から始めて自分で勉強して、やれるようになりました」

 キャリアで磨いた技術が今回、チームにいかされたことになる。

 また表彰式に出席した一人、ペアの木原龍一は、スペアの靴で臨んだという。そこにも経験が生きていたかもしれない。

【次ページ】 選手たちが語った“生の声”は…

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