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「相手がどこであろうとも…」森保一監督が描く“W杯決勝までの8試合” 逆算のチームづくりとは…「コアメンバーだけでは乗り切っていくのは難しい」
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/02/05 17:02
監督就任8年目にして、2度目のW杯に臨む森保監督
恒例となった大幅なターンオーバーの目的
代表活動時の2連戦における大幅なターンオーバーは恒例となる。'23年9月の欧州遠征ではドイツ代表に4-1で勝利した後、トルコ戦では先発メンバーを10人入れ替えて4-2で打ち勝った。チームの要としてより存在感を増していくようになる堂安律、久保建英は1戦目ではサブに回し、2戦目に先発させている。2試合トータルでのコーディネートはスタメン、サブの枠組みを越えて、全員が戦力だとチームに意識づけさせるには効果的だった。
個々にレベルアップを促し、全体の底上げを図る言わば多数精鋭化。攻撃的3バックを用いてアジア最終予選を危なげなく突破すると、チームづくりは最終段階に入った。3チーム分をつくろうとしても登録メンバーは26人となるため、複数のポジションをこなせる選手が必要になる。
ブラジルとの対戦で表れた“成果”
昨年9月には北中米ワールドカップの舞台となるアメリカに遠征し、メキシコ戦から中2日となるアメリカ戦ではスタメン11人をそっくり入れ替えた。と同時に長友佑都、関根大輝のストッパーや瀬古歩夢の左サイドバック起用などいつもと違うポジションを試している。
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「スペシャルな特長を出すにはこのポジションが一番いいというのは把握したうえで、ワールドカップではポリバレントにプレーしてもらうことも十分に起こり得る。大会期間中でのケガや体調不良も想定すれば、代表経験の浅い選手を含めて(複数のポジションをこなせる)適性を見極めていく意味も当然ながらありました」
テスト色から本番色へとグラデーションが濃くなっていく。成果としてはっきりと表れたのが、翌10月に行なわれたブラジル代表とのフレンドリーマッチであった。
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