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「寝る時間もなく朝練、良くないですね」桑田真澄が語った“野球育成問題”「競技人口減少の原因…大人では」オイシックスCBO就任でどうなる 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2026/01/31 11:03

「寝る時間もなく朝練、良くないですね」桑田真澄が語った“野球育成問題”「競技人口減少の原因…大人では」オイシックスCBO就任でどうなる<Number Web> photograph by JIJI PRESS

オイシックスのCBOに就任した桑田真澄

「中学生たちは、とにかく呑み込みが早いですよね。『ほら、回転効率が良くなっただろ?』とか言ってもすぐに理解しますからね。素晴らしいと思います。

 でも、データの正しい使い方ってどんなものなのか? それも分かってほしい。データはあくまで『参考』にすべきものであって、すべてではないと言うことは、今日、一番伝えたかったことですね」

中学野球への危機感は非常に持っています

 野球の技術面以外で最も長く語ったのは、若年層の野球活動に対する考え方だった。

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——中学野球は部活の地域以降など、活動の形が変わってきています。データや情報がたくさん出ていく中で、中学野球に対する期待感と危機感について、どう感じていますか?

「中学野球への危機感は非常に持っています。競技人口が5、6割減っているので。僕は、野球は本当にマイナースポーツに陥る可能性が高くなるなと思っています。それに歯止めをかけるには、少子化の中で、スポーツの多様化が大事だと言われていますが、僕は、選手数減少の一番の原因は、指導者、大人じゃないかと思うんですね。

 一部の指導者は『うちのリーグから出ていくなら試合に出させないぞ』とか、何か変なルールを作って、縄張りを作っているじゃないですか。子どもが違うチームやリーグに行きたいと言うのなら、その子の言う通り向こうでやらせてあげたらいいのに、と思うんですけどね。 子供はデータを理解したり、どんどん変わってきているのに、大人が変わりきれてない。

 指導者がいまだに、王様のようにそっくり返っているように思います。僕はその辺が変わっていかないと、これからもどんどん競技人口が減少していくんじゃないかなと思っています。ただ、少なくなってきたこと自体がダメかと言うと、そういうことではない。確かに、野球は今まで競技人口が多すぎたと思います。

 僕らの頃は、野球部のある高校は4000校以上あったんですけど、今は3000台ですね。これまで野球界は最大化を目指してきたのが、最適化を目指さなければいけないと思います。少子化の中で、野球人口や学校が減っているという見方だけじゃなくて、最適な人数、最適な学校数はどれぐらいなのか、という捉え方が大事だと思っています」

オイシックスCBOでどんな野球を追求するか

 戦後の高校野球で、甲子園最多勝を挙げた大投手の言葉は、重みがあった。

 桑田氏は、今年、オイシックス新潟アルビレックスのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に就任した。

 筆者は新潟球団の取材を継続的に続けてきたが、新潟県は、新潟県高野連、大学から新潟アルビレックス新潟、早起き野球までが加盟した「新潟県野球協議会」を作って、野球の未来を新潟県の野球界全体で考えている。新潟の取り組みは、全国の手本になっている。まさに、桑田氏が理想とする「野球環境」だと言える。

 今後の桑田氏の、新潟での活躍についても追いかけていきたい。 

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