Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
[北中米の主役たち(3)]エムバペ「2度目の戴冠へ」
posted2026/01/28 09:01
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph by
Getty Images
「キリアン・エムバペにはふたつの目標がある。ひとつはキャプテンとして、自身2度目となるW杯優勝にフランス代表を導くこと。もうひとつはミロスラフ・クローゼが持つ16点というW杯通算得点記録を破ることだ。リオネル・メッシも通算13点でクローゼに迫っているが、12点のエムバペも次の大会での更新が十分に可能だ」と、フランス・フットボール誌編集長のバンサン・ガルシアは語る。
「カタールW杯のエムバペには、喜びと悲しみが同居していた。2大会連続でフランスを決勝に導いたのは間違いなく彼の力だ。だが、決勝のフランスは、アルゼンチンの前に80分間何もできなかった。エムバペのハットトリックでPK戦にもつれ込んだとはいえ、試合内容ではアルゼンチンが上回り、栄冠を得たのもメッシとアルゼンチンだった」
W杯優勝の先には、バロンドールの獲得――できれば複数回の――という究極の野望がエムバペにはある。パリ・サンジェルマン(以下PSG)との確執の末に、レアル・マドリーへの移籍を3年越しで実現したのも、PSGよりもレアルの方がバロンドールを獲るためには有利という判断が働いたからだった。ところが2024-'25シーズンのバロンドールは、CL初優勝を果たしたPSGのウスマン・デンベレの手に。タイトルはUEFAスーパーカップ優勝のみに留まったエムバペにとって、大きな誤算となった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 1605文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
