Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
[グループFのライバルたち]対戦国研究 チュニジア
posted2026/01/27 09:01
カタール大会でも3試合に先発したタルビが守備の要。昨年11月のブラジル戦もPKのみの1失点ドロー
text by

北條聡Satoshi Hojo
photograph by
Getty Images
キックオフ情報(日本時間) 6月21日(日)13:00~ モンテレイ(メキシコ)
この先、どこへ向かうのか。監督の首をすげ替えた“カルタゴの鷲”には未知数の要素が少なくない。昨年末までは順風満帆だった。何しろ、アフリカ予選で圧倒的な強さを披露。9勝1分けの負け知らずで、得点は22、失点は1つもなかった。近年の売り物でもある堅守が際立った格好だ。
ところが、先のアフリカ・ネーションズカップ(ANC)でベスト16止まり。結果もさることながら、不本意な内容を鑑み、同国サッカー連盟はサミ・トラベルシ監督の解任に踏み切った。
グループステージでは毎試合失点を重ねた上に、ナイジェリアに力負けし、タンザニアとドロー。ラウンド16では退場者を出して10人となったマリを仕留め切れず、最後はPK戦の末に敗れ去った。実のところ、アフリカ予選で対峙した相手は実力差のある格下ばかり。今大会で馬脚を現したと見られても仕方がない。
最大の問題は特化型のチーム設計にあった。堅守と言えば聞こえはいいが、その実は攻撃とのトレードオフ。ボールを保持しながら敵陣に攻め込めば、肝心のガードが外れ、失点のリスクが一気に高まる危うい構造になっていた。つまり、勝ちパターンが1つ(堅守速攻)しかなかったのだ。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 931文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
