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高校1年生でプロレスラーになった娘「心配な面もあった」元アイドルレスラー・大向美智子50歳が語る「長女・心希の夢がアイドルからプロレスになった日」
posted2026/01/22 11:03
大向美智子が語る、女子プロレスラーになった長女・心希との“親子関係”とは
text by

伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph by
Takashi Shimizu/本人提供
25年5月24日、国立代々木競技場第二体育館でおこなわれたマリーゴールド1周年記念大会で、大向の長女で高校2年生の心希がデビューした。
同団体には、大向とアルシオン時代からの大親友である府川唯未の長女・田中きずなが、先にデビューしているだけに、二世女子プロレスラーが2選手も所属している格好だ。
母と娘はここまで、二人三脚で歩んでいた。
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愛娘が、女子プロレスの世界で光り輝くためではない。
女性アイドルグループの一員となって、ステージに立つために、である。
◆◆◆
大向 心希はアイドルをめざしてたのね、ずっと。だから、ぶっちゃけ、私もムキになってた。自分は女子プロレスラーになりたいという夢を追いかけて、親に許してもらえて、ならせてもらえたから、私も(娘に)ならせてあげたかったけど、思ったよりアイドルの世界は厳しくて。オーディションに受からないんだよね。最終までは行くんだけど、落ちる。これが1次、2次審査で落とされたら、あきらめがつくけど、最終審査で落ちたら、「くっそ!」って、私が火が点いちゃって。
――娘の夢は、親の夢でもあるから。
大向 子どもがちっちゃいときに描く夢って、親がいないとできないことが多いのね。たとえば、オーディション会場に連れていくとか。応募だって、いまはスマホでできるけど、あのころは心ちゃんがまだ小学生で、携帯を持たせてないから、親が手続きをしないといけない。そういうところから含めて、子どもの夢に親が関われるのは、その時期だけだなって思った。これがさ、二十歳を過ぎてなにかになりたいって言ったら、「自分でかなえな」って話じゃん。二十歳までは親の同意書が必要な、親ありきの時期で、一緒に夢をかなえられる時間でもあるから、それをすごく大事にしたかったかな。

