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高校1年生でプロレスラーになった娘「心配な面もあった」元アイドルレスラー・大向美智子50歳が語る「長女・心希の夢がアイドルからプロレスになった日」
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伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byTakashi Shimizu/本人提供
posted2026/01/22 11:03
大向美智子が語る、女子プロレスラーになった長女・心希との“親子関係”とは
高校1年生でデビュー「心配な面もあったよ」
――娘が、母と同じ道を歩みたいと打ち明けられたときの心情は?
大向 運命だなぁと。やりたいことはやらせたいし、現実的に私が生きてきた道でもあるし、ましてや、小川さんのとこでしょ。もちろん、心配な面もあったよ。お金の面だとか、(小川氏は)アバウトなところがあるから。ただ、ひとつ信用できたのは、あの人は可能性がある者に賭けてくれるから、私はさっき言った「ジュニア・オールスター戦」とアルシオンで再生させてもらったから、プロレス界でスターにするなら、小川さんのところでやらせたいっていうのはあったね。これって賭けだけど、デビュー戦を見て賭けて良かったと思えたね。
――ママと同じ10代のデビューで。
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大向 これもさ、マリーゴールドができるタイミングは中学校の卒業後で、(山口県内の)高校が決まってて、しかも私立に入れちゃった。でも、(高校を)卒業してからじゃ遅いと思ったし、入団するならこのタイミングしかないとすごい悩んで、小川さんには、「学業優先で」「山口にいるときは私が教える」と、それは言って。そういう環境じゃなかったら、できなかったと思う。普通のお母さんだったら、絶対に無理よね。
――そりゃ、そうだ(笑)。
大向 ほぼ、私が教えてるからね。デビューまでは、なかなかハードだったよ。部活でダンスもやってるし、家からリングがある場所までは片道2時間で、往復4時間。平日に行くとね、帰ってきたら日付けが変わってんのよ。いまはちょっとセーブしてるけど、デビューまでは、帰ってきたらバタッと寝るだけよね。
「恥ずかしがり屋で、責任感の塊で…」
――バレエをやって、アイドルをめざしていたなら、幼少期から自己表現にかなり長けていたのかな。
大向 いや。もともとは恥ずかしがり屋で、人前で歌うこともしないし、カラオケに行ったって歌わない。ひとことで言うと、人見知りだね。仲良くなっちゃえば、調子に乗ってしゃべるんだけど、心を開くまでにはけっこう時間がかかる。私のうしろに隠れてるタイプで、おとなしいほうだったかもしれないね。バレエをやってたけど、オーディションを受けるようになってからは、ダンスを習いはじめて、ダンスに切り替えてからはもう、それしか見えない感じ。具合が悪くても行こうとするから、変な根性があるんだよなぁ。真面目だよね、すっごく。私の遺伝子じゃないのかもしれない(笑)。責任感がすごく強いから。


