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高校サッカー選手権“無縁だった天才”小野伸二「高1でアヤックスが特A評価」、鎌田大地は「16歳の失敗が転機」日本代表MFの“スーパーだった青春” 

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photograph byKiichi Matsumoto,Toshiya Kondo

posted2026/01/11 06:00

高校サッカー選手権“無縁だった天才”小野伸二「高1でアヤックスが特A評価」、鎌田大地は「16歳の失敗が転機」日本代表MFの“スーパーだった青春”<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto,Toshiya Kondo

鎌田大地と小野伸二。全国高校サッカー選手権とは“無縁だった”天才MFの青春秘話とは

 高校3年生時に練習参加したサガン鳥栖で先輩選手から“腰パンツ”姿を叱られるなど――様々なエピソードを持つ当時の鎌田について「まあ、他の選手に比べて手はかかりましたけどね(笑)」と冗談めかしつつも、1年生だった頃の京都府大会決勝について「あの失敗がひとつの転機になった」とひも解いたことがある。

 この試合の後半アディショナルタイム、鎌田に決定機が訪れた。しかし鎌田のシュートはゴールネットを揺らせず、最終的に東山は2-3で敗退した。いくら飄々としたタイプとはいえ、当時16歳の鎌田にとって堪える結果だったのは想像に難くない。そんな鎌田に対して、選手権の舞台を逃した2学年上の先輩は怒りではなく前を向け――と声をかけた。それは何よりも鎌田のポテンシャルを認めていたからこそだろう。

大地は…バルサでもバイエルンでもバチバチに戦える

 その光景を経て、鎌田に変化が見えたと福重は回想する。

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「あのときから本気でチームのことを考えるようになったし、自分の課題にも向き合い始めたように思います」

 鎌田は2年時、年間通して開催されるプリンスリーグ関西で18試合22ゴールというスーパーな活躍で得点王に輝き、キャプテンマークを巻いた3年生時は世代ピラミッドの頂点に当たるプレミアリーグWESTで10ゴールを挙げるなど、着実に実力を育んで鳥栖への入団内定をつかみ取った。

 福重は鎌田の秘めた人間性とプレーぶりについて、このようにも語っている。

「(鎌田)大地は飄々としているように見えるかもしれないけど、相手がバイエルンでもバルセロナでも、バチバチに戦える選手なんです」

高1時点で“アヤックスが特A評価”していた小野

<名言2>
高校時代の映像、練習風景も全部撮っておきたかったですね。僕のイマジネーションのすべてがそこにあったと思います。
(小野伸二/Number979号 2019年5月30日発売)

◇解説◇
 誰が呼んだか「天才・小野伸二」。サッカー関係者の間では小・中学生時代から評判となっていた稀代のテクニシャンもまた、選手権とは全く無縁の選手である。

 しかし、すでに高校時代から世界的な熱視線を浴びていた。

【次ページ】 高1時点で“アヤックスが特A評価”していた

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