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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
村上宗隆「いろいろ難しかったですね…」ホワイトソックス“格安入団”の舞台裏「2年契約」に隠された意味と“2年後”へ描く「三段階のシナリオ」
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph byGetty Images
posted2026/01/08 06:01
新天地での背番号は「5」。村上宗隆が夢の一歩を踏み出した
大谷翔平と重なる“青写真”
このサクセスプランは、ドジャース・大谷翔平が歩んできた道のりとも重なる。大谷は2017年オフにロサンゼルス・エンゼルスと契約。25歳未満でプロ6年未満だったため、いわゆる「25歳ルール」によりエンゼルスは6シーズンの保有が可能だった。
当時、ナ・リーグにはDH制がなかった背景もあるが、村上がホワイトソックスを選んだ状況は当時の大谷と近い。土地柄、メディアとファンからの重圧が少ない。メジャーの試合で継続的に起用を続けられるチーム状況が整っている。常に優勝争いをする戦力が整ったチームというより、自身とチームがともに成長を目指す環境だ。
2年契約の満了後、満を持して大型契約を狙うことができる。仮に早期に好成績を挙げれば、26年夏、あるいは27年夏のトレード期限までに優勝争いやポストシーズンを目指すチームに求められ、トレード移籍する可能性もある。
大型契約へ…理想のシナリオは
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現状で描くことのできる理想のシナリオはこうだ。
(1)2026年はメジャー投手のスピードに慣れて適応を進める
(2)2027年はホワイトソックスがポストシーズン争いできるまで再建が進み、村上が主力として活躍する。あるいは、夏のトレードで強豪チームに移籍する
(3)そしてオフに大都市圏のビッグクラブとメガディール(超大型契約)を結ぶ
2年後のオフにFA市場に出る可能性のある一塁手は総じてベテランが多い。フリーマン(ドジャース)は38歳、ウォーカー(アストロズ)は36歳、ディアス(レイズ)は36歳、オハーン(パイレーツ)は34歳、コントレラス(レッドソックス)は35歳を迎える。
2027年オフ、27歳の一塁手としてFAになる村上は、年齢的にも好条件と長期契約を狙うことができる。一般的に一塁手兼DHの選手は、他のポジションと比べて年俸が低くなる傾向がある。それでも、日本の三冠王が真の実力を示すことができれば、1億ドル(約156億円)を超える契約も決して不可能ではないはずだ。


