「上谷沙弥の本当の怖さを引き出したい」安納サオリが挑むスターダムの赤いベルト…大荒れ会見に“本音”「人生で初めて『ブス』って言われた（笑）」 

「両国国技館では3回シングルでセミもやっているけど、メインは初めてなんです。白と赤の違い？　明確には言えないですけど、どっちが上とかではない。今は上谷が赤のベルトの価値を上げている。でも、挑戦しないと勝てない。上谷には『来るのが遅っせーよ』と言われた。ハードルが高いベルト。それに両国国技館というさらなるプレッシャー。でも、私はプレッシャーが好きなので。このプレッシャーをどれだけ自分のものにできるか」

きれいなジャーマンスープレックスで上谷沙弥を投げる安納サオリ　©Essei Hara

「人生で初めて『ブス』って言われた（笑）」

　12月10日に行われた記者会見で、安納は本音を長く語った。あまりにも本音過ぎて、上谷もびっくりしていた。

「別に秘めてたわけではないけれど、言わないと伝わらない。あんなに喋ったの初めて。ぜんぶさらけ出さないと、いい言葉だけ並べても、上谷は向き合ってくれないと思った」

上谷沙弥と安納サオリのフェイスオフ。12月10日、東京　©Essei Hara

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「（上谷が言った）『サラリーマンレスラー』ね。サラリーマンすごいと思いますよ。毎日、早起きして、満員電車に乗って、すごいよ。私はできない。でも痛いところついてくるよね。あと『ブス』って初めて言われた（笑）人生で初めて言われた。言われたことないですよ。私がここの所、怒っていたから、そういう怒りの顔見て『ブス』って言ってきたのかな。え、ブスですか？」

上谷沙弥のスプレー攻撃を浴びる安納サオリ　©Essei Hara

「私の青春の場所」地元・滋賀で凱旋興行

　滋賀県出身の安納は2026年2月20日、地元大津市のウカルちゃんアリーナ（滋賀県立体育館）で『～ありがとうウカルちゃんアリーナ、私がスターダムの安納サオリです～』と題した凱旋興行を開催する。

「私は膳所駅（JR琵琶湖線）から徒歩2分の大津高校に通っていた。私の青春の場所。高校3年生の時、体育祭で、クラスがひとつになって作品を踊るっていうのがあった。その場所が滋賀県立体育館でした」

「米原や長浜で試合をして、大津でもしたことはありますが、大津は広いので私の地元からはちょっと離れたところでした。でも、今回は本当の地元です。地元でいつか試合したいなあと思っていました。アクトレスの時も、フリーになっても、スターダムに入ってからも、ずっと思っていました。今年の2月に母からLINEが届いて、ウカルちゃんアリーナが2026年3月31日に閉館になることを知った。ちんたらしてられん。すぐに岡田（太郎）社長に、ここでやりたいと話してはいたんですが、だんだん時間がなくなって『動きます』って、改めて企画書出して、承諾をいただきました。それで決定！」

　安納は「滋賀県唯一の現役女子プロレスラー」をキャッチに、滋賀にプロレスを届ける役割を果たす。

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