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堀島行真「“100本特訓”で大技を磨きミラノ・コルティナ五輪で2冠なるか」
posted2025/12/06 09:00
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph by
AFLO
「28歳で迎える3度目の五輪は、金メダルを目指すうえで年齢的にもすごく楽しみ。なかなかないこのチャンスをしっかりと生かしたい」
フリースタイルスキー男子モーグルの'22年北京五輪銅メダリスト・堀島行真(トヨタ自動車)が、来年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で悲願の金メダルを獲得するべく、着実に歩みを進めている。「過去2度の五輪ではそれぞれ反省点があった。そこから大きく変わったのは気持ちの部分と準備」。落ち着いた口調に覚悟の強さを感じる。
堀島の名が知られるようになったのは中京大学1年の時に出た'17年世界選手権だ。元々「エア」と呼ばれる空中技を得意としていたところに、食事とトレーニングによって体重を増やしたことで、コブの反発に負けない力強いターンを身につけて急成長を遂げた。この大会ではモーグルで日本男子初の金メダルに輝き、続くデュアルも制して2冠を達成。それまでW杯未勝利だった若者の台頭に、世界がアッと驚いた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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