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「1日でも早く返事はほしい」井端弘和監督が明かしたWBCメジャー組の選考事情…最大の焦点は大谷翔平の参戦か? 独断で選ぶ侍ジャパン30人予想《投手編》
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鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2025/11/24 12:01
侍ジャパンの井端弘和監督はWBCメンバーをどのように考えているのだろうか。独断で30人の陣容を予想した<投手編>
一方、中継ぎとしては海外組の松井裕樹投手(パドレス)に阪神・石井大智、及川雅貴両投手が、走者のいる場面での登板経験も豊富なスペシャリストとして注目の存在となる。またプレミア12と今回の日韓戦でも中継ぎとして安定した投球を見せている日本ハム・る北山亘基、楽天・藤平尚真両投手、リリーフ経験の豊富さで言えば日韓戦にも招集された平良海馬投手も候補に入ってくる。
大穴で注目の両左腕
そして大穴として注目されるのが今回の日韓戦で好投を見せた曽谷龍平(オリックス)と金丸夢斗(中日)の両左腕。曽谷は韓国戦の第1戦に先発して3回を完全投球で抑えてピッチクロック、メジャー球への対応力の高さも注目を集めるところ。また金丸はもちろんボールの強さや変化球のキレもあるが、宮崎キャンプでの広島との練習試合で回の途中の走者のいる場面でマウンドに上がり、回またぎも難なくこなした対応力の高さも評価されることとなった。
大会は日本で行う1次リーグが3月6日の台湾戦から韓国、オーストラリア、チェコ共和国と4試合を戦い、そこを勝ち上がると米・フロリダ州マイアミに移動。準々決勝から決勝まで最多で3試合を戦うことになる。日程から逆算すると先発投手と第2先発は各4投手が必要で、第1戦に先発した投手が米国での準々決勝に回り、第2戦の投手が準決勝というローテーションが見込まれる。
投手15人の予想陣容
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以上を総合して独断と偏見で15人を選ぶとすればこんな陣容が考えられそうである。
【先発、第2先発】大谷、山本、佐々木、今永、菅野、菊池、伊藤、宮城、高橋
【中継ぎ】種市、北山
【中継ぎ(走者を置いた場面)】石井、及川
【クローザー】大勢、松山
もちろん最初に述べたようにメジャー組の出場選手次第で当然、メンバーは流動的となる。まだまだここに名前を挙げた以外の選手が飛び込んでくる可能性も十分にありということだ。
「ある程度、(出場)選手には年内、遅くとも年が明けてすぐくらいには伝えたい」
井端監督はこう語っており、メジャー組の参加選手が決まり次第、国内組の出場者の選抜が急ピッチで行なわれることになるだろう。
後編では野手の侍戦士15人の考察を行う。
<野手編に続く>


