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「1日でも早く返事はほしい」井端弘和監督が明かしたWBCメジャー組の選考事情…最大の焦点は大谷翔平の参戦か? 独断で選ぶ侍ジャパン30人予想《投手編》
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鷲田康Yasushi Washida
photograph byNanae Suzuki
posted2025/11/24 12:01
侍ジャパンの井端弘和監督はWBCメンバーをどのように考えているのだろうか。独断で30人の陣容を予想した<投手編>
WBC本大会に出場登録できる選手は全部で30人。前回の例を見ると二刀流の大谷を投手に入れて、投手陣が15人で野手組が15人という構成になっている。
メジャーの先発陣で当確と言えそうなのが大谷、山本、佐々木のドジャース組に今季シカゴ・カブスでプレーした今永昇太、ボルチモア・オリオールズの菅野智之、ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星の6投手。いずれも先発か、いわゆる第2先発の役割を担うことができる投手たちとなる。
メジャー組ではこのオフに右肘の手術を行なったサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手の不参加が確定的。また今季をIL入りのままで終えたニューヨーク・メッツの千賀滉大投手の出場も微妙なところだろう。
国内組で有力な先発投手は?
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一方、国内組の先発投手で選出有力と見られるのが伊藤大海(日本ハム)、宮城大弥(オリックス)、高橋宏斗(中日)だろう。伊藤と宮城は今回の日韓戦には出場していないが、前回大会に出場し、メジャー球への対応にも不安はない。高橋に関してはNPB公式球よりメジャー球の方がスピン量などのデータが上がるなどWBC向きなことがわかっているのも心強いところである。
これで9人。残りの6人のうち抑えの大勢(巨人)と松山晋也(中日)の2投手もほぼ決まりとみていいだろう。
残る4枠の中で先発タイプとしてはポスティング制度でメジャー移籍を目指している今井達也投手とロッテの種市篤暉投手、阪神の才木浩人投手らは当然、候補入りしてくる実力選手だ。また西武の隅田知一郎投手もメジャー球への対応さえ慣れていければ、あのチェンジアップは海外の打者には有効なはずで、左の第2先発候補として浮上してくる。


