「メジャー移籍の岡本和真と村上宗隆は招集可能か？」WBC侍ジャパン30人を独断で選出！ 欠かせない鈴木誠也の存在…井端監督の秘蔵っ子も《野手編》

　韓国との強化試合を終えた日本代表・侍ジャパンは、来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に向けた最終的なチーム編成へと進むことになる。独断と偏見の出場30選手予想の後編は、メジャー挑戦で去就が注目される岡本和真内野手（巨人）と村上宗隆内野手（ヤクルト）らを含む野手編だ。＜WBCメンバー予想全2回の野手編／投手編へ＞

WBCをにらんで招集された4人の捕手

　今回のWBCはピッチクロック、拡大ベースなどメジャールールを採用。日韓戦でも最大の話題となったのが、ピッチクロックとサイン伝達用のピッチコムへの対応だった。

　走者がいる時で18秒、いない時で15秒と時間に追われる中での、ピッチコムを使ったサイン伝達。とにかく機器の操作に慣れて、素早く投手との意思疎通ができることが、捕手に求められる大きな仕事となる。

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　そのテストも兼ねていることから、今回の韓国戦に招集された中村悠平（ヤクルト）、若月健矢（オリックス）、坂本誠志郎（阪神）、岸田行倫（巨人）の4人の捕手が本大会をにらんだ選出だったのは間違いないだろう。

　この中でほぼ間違いなく代表入りするのは中村と若月だ。

捕手として選出が確定的な中村悠平（ヤクルト）と若月健矢（オリックス）　©️Nanae Suzuki

　中村は前回大会でマスクを被った経験があり、何より決勝のアメリカ戦では大谷翔平投手（ドジャース）の球を受けているのが大きい。若月もオリックス時代の山本由伸投手（ドジャース）が最も信頼していた捕手で、おそらくメンバー入りする宮城大弥投手ともオリックスでコンビを組んでいる。

　メジャー組のチーム合流は2月末のギリギリになる見込みで、練習期間も短いことから、この経験値のある2人は貴重な存在だ。

捕手の3人目は坂本が有力だが…

　残る1人は坂本が有力となる。今季の強力阪神投手陣を引っ張ったリード面での功績が決め手で、専守防衛という観点からもメンバー入りの公算が大きい。

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