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岩谷麻優がイヨ・スカイに抱きついて…マリーゴールドで“奇跡の再会”「濃密な26分間」名勝負のウラ側「WWEも私のホームだし、ここも私のホーム」

posted2025/10/30 17:06

 
岩谷麻優がイヨ・スカイに抱きついて…マリーゴールドで“奇跡の再会”「濃密な26分間」名勝負のウラ側「WWEも私のホームだし、ここも私のホーム」<Number Web> photograph by Essei Hara

試合後、ポーズを取る岩谷麻優とイヨ・スカイ。伝説のタッグチーム・サンダーロック復活か。10月26日、両国国技館

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原悦生

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 WWEのスーパースター、イヨ・スカイとマリーゴールドの岩谷麻優のシングルマッチが、10月26日に両国国技館で行われた。「奇跡のマッチアップ」とも呼ばれた一戦はイヨが岩谷をフォールしたが、いろんな思いが詰まった約26分間だった。

「限界を超えた試合」胸を張るイヨ・スカイ

「このような試合をできることが心からうれしいです。プロレスやっていて本当によかったと思いました。懐かしい気持ちになりました。麻優も同じ思いかもしれませんが、心の底から麻優にぶつかった。麻優なら受けとめる。麻優なら立ち上がってくる。私は知っているんで。妹……戦友、大切なタッグパートナー。仲間です。Bell to Bellで26分、入場とか退場なしで試合時間だけで26分。30分1本なので あわや引き分けに持っていかれるところでした。えらそうに聞こえるかもしれませんが、そこは世界で戦っている、レッスルマニアで勝った女の底力を見せつけました」

 イヨは嬉しそうに話した。

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「アメリカでは1回もやってない」3連続ジャーマンスープレックスを久しぶりに繰り出した。過去の記憶が蘇る。

「麻優は食らいたくないでしょうから。心身ともに限界を超えた試合になりました」

「この試合が実現しないと思っていて、(今日)したように、プロレスに絶対ないはないですから、そこはまた夢の続きがあっていいんじゃないですか。私がアメリカに渡ったときには、もう日本で試合ができなくても仕方ない。そういう覚悟でWWEのキャリアに没頭したことによって、こういうチャンスを与えてもらった。ある意味、私が頑張ったご褒美なのかな、と。こういう試合をまたできるように、明日から頑張れるエネルギーになったのかなと思います。(ロッシー)小川さんにも、私のボスのトリプルHにも感謝しています」

【次ページ】 26分28秒の激闘「あんなに顔面蹴り抜く人います?」

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