格闘技PRESSBACK NUMBER
「お尻を触られ、パンティーを替えた」“全女の聖子ちゃん”と呼ばれたアイドルレスラーが明かす水着問題…“3禁”を破った立野記代に経営陣が放った大胆発言
text by

伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byL)東京スポーツ新聞社、R)Takuya Sugiyama
posted2025/11/06 11:00
全女時代は「女子プロ界の聖子ちゃん」と呼ばれた元プロレスラーの立野記代さん
「乳首が出なかったら許そう、みたいな」
――えっ、そんな細かいところまで見ます?
立野 見ます、見ます。だから、大きいパンツをはくようにしたんです。いまもだけど。ほんとにね、デカパンにしたら、さわられなくなりましたよ。17歳ぐらいからかな。
――パンティーラインが欲情の対象だったことを、初めて知りました。水着の防御策はありましたか。
ADVERTISEMENT
立野 競泳用とか遊泳着しかなかったので、基本的には乳首が出なかったら許そう、みたいな。それは選手側で勝手に思ってた。そのあとにチャコットとかね、コスチュームを作ってくれるところができてきて、どんどんいまみたいな形になっていったのかな。
――性的な目で見られることに対しては、どう思っていましたか。
立野 ぜんぜん意識してなかった。グラビアの仕事は「週刊プレイボーイ」で、1回だけビキニになったけど、あれも「受けた」っていうか「(仕事を)入れられてた」から。会社がYESと言ったら、選手にNOはないんで。以降そういう話はぜんぜん(なかった)。会社が断ったのかな?
ライオネス飛鳥、ダンプ松本との共同生活
――新人時代はライオネス飛鳥さん、ダンプ松本選手と3人で同居していたんですよね。
立野 そうです。入寮して1年目は、すぐ上の先輩が多かったから、普通は2人部屋なんだけど下にお布団を敷いて、3人部屋にしてて、次の年は私たちの代が少なかったから、1人1部屋になった。普通、寮に住めるのは1年間だけど、私たちの代は2年いたんですね。出ることになったとき、「お風呂つきに住みたいから一緒に住もう」と誘われて、住みはじめたんです。
――風呂つきマンションは家賃が高くて1人では住めないから、同居して家賃を3で割ろうと?
立野 そう、そう。ダンプちゃんはダンプ松本になる前で、ともさん(本名・北村智子の飛鳥の愛称)もクラッシュ(・ギャルズ)の前。ほぼほぼ家にいないんでね、巡業で。東京近郊のときは、試合が終わったら帰ってきて、ジャンケンして順番にお風呂に入って、寝る。疲れてるからしゃべることもないよね、(巡業中は)ずっと一緒だし。3人だから寂しくはないし、お風呂もあるし。お風呂がある生活っていいね、みたいな。

