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Sareee「なつぽいはスターダムの中で飼い殺しにされている」衝撃発言の真意…プロレスラーとして“親友”に伝えたいこと「本気でつぶしにきてほしいな」
posted2025/11/04 17:00
「唯一無二の存在に近づいている」と語る太陽神Sareee 。自身の15周年記念試合に向けて突っ走る
text by

原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
「もっと唯一無二の存在になりたい。それに近づいていると思います」
太陽神Sareeeは「唯一無二」を強調した。
「オファーがあれば、どこにでも」Sareeeの流儀
Sareeeは10月という1カ月を振り返った。次から次へと戦いは続いていた。
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「マリーゴールド、スターダム、ROH、新日本プロレスのリングに出たのは大きいですよ」
センダイガールズプロレスリング(仙女)や伊藤道場、長与千種の金ガチャにも上がった。11月10日には9回目となる自主興行『Sareee-ISM Chapter IX』(新宿FACE)もあり、11月16日には仙女の後楽園ホール大会で、橋本千紘との一騎打ちも待っている。
「橋本とのシングルはどっちが勝つかわからない。そんな戦い。バチバチに行きたいと思います」
さらにスターダムのタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」(11月7日に後楽園ホールで開幕、30日に浜松で決勝)には愛弟子の叶ミクと組んで出場予定だ。
「私は根本的には変わっていないと思います。ブレないというところが自分なので」
一方で、Sareeeはスターダムのリングをこう表現した。
「スターダムに上がってからは今までかかわることがなかったいろんな選手と戦えたから、新鮮さがあった」
来年3月22日には、横浜武道館での自身の15周年記念大会を発表済だ。
「今は時の流れを早く感じています。めちゃくちゃ早いです。私は下積みが長かった。全女の強い人たちが多くて、同期にも置いていかれて、もがいている自分がいた。その時期は苦しかった。でも、下積みを抜けてそこから飛び出てからの時間の経過は早く感じるようになった。ここ何年かはものすごく早いと感じる。毎日が充実しているからかもしれませんね」
Sareeeは「オファーがあれば、どこにでも出かける」と言う。1日2試合でもこなす。
「私には壊れない体がある。強い精神力と忍耐力もある。下積みの時に先輩に叩き込んでもらった期間が長かった分、今の自分があると思います。やってきて無駄なことは何ひとつなかった。ダメージですか? ないです。体は大事にしています。メンテナンスをしっかりしているし、治療もちゃんと行っていますから。いつでも、毎日でも、どこでも、何試合でもします。それがプロレスラーですから。捻挫したり、折れちゃったりしたら、ああ、と思うことはありますけど」



