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「イチハラ、大胆すぎるPK!」ブラジルの実況アナ仰天…“U-20W杯で3連勝”日本代表を王国記者がズバリ「4万人超の完全敵地で…見事だ」

posted2025/10/08 17:15

 
「イチハラ、大胆すぎるPK!」ブラジルの実況アナ仰天…“U-20W杯で3連勝”日本代表を王国記者がズバリ「4万人超の完全敵地で…見事だ」<Number Web> photograph by Hector Vivas - FIFA/Getty Images

チリで行われているU-20W杯で3連勝を飾った若き日本代表。ブラジル人記者はどう見ているか

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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Hector Vivas - FIFA/Getty Images

 9月27日から10月19日まで南米チリで行なわれているU-20ワールドカップ(W杯)で、若きサムライブルーはグループステージ(GS)でエジプトを2-0、地元チリも2-0、そしてニュージーランドを3-0で下し、3戦全勝(7得点無失点)で勝ち上がった。これは、参加24カ国の中でも極めて優秀な成績だ。

 3試合のプレー内容とラウンド16以降の展望について、編集部が取材した主力選手のオンライン取材での談話とともに、ブラジルメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者に聞いた〈全2回/第2回につづく〉

誰が出ても戦力が落ちない組み合わせを確立

――GSの試合間隔は、いずれも2日。船越優蔵監督は、先発メンバーを2戦目は初戦から2人、3戦目は2戦目から8人を入れ替えました。この選手起用をどう考えますか?

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「試合間隔が短い場合、私は初戦と2戦目にベストメンバーを起用してGS突破を確定し、3戦目でターンオーバーをしてレギュラーに休養を与えると同時に他の選手を試すべきだと考えている。

 船越監督にとって幸運だったのは、3戦目で起用した控え選手の多くがレギュラーと遜色のないプレーをしたこと。それゆえ、ニュージーランドにも快勝した。A代表は、今年9月の北米遠征でメキシコ戦から中2日で迎えたアメリカ戦でターンオーバーを実行して完敗した。森保一監督は、船越監督のことを羨ましく思っているんじゃないかな(笑)」

――船越監督はオンライン取材で「当初の目的であるGS突破を果たせたのに加えて、キーパーの中村以外は全員使うことができたのは、非常に大きな成果。誰が出ても戦力が落ちないような組み合わせっていうのも確立できたのかなと思います」と語っていたそうです。3試合のうち最も重要な試合はどれだったと思いますか?

【次ページ】 エジプトが戦意喪失しても日本は守りに入らなかった

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