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甲子園の風BACK NUMBER
なぜ“甲子園決勝進出”の日大三から「U-18侍ジャパン」に選出ゼロ? 沖縄W杯で感じた“納得の理由”「選考で最大のポイントとされるのは…」
posted2025/09/08 11:02
野球のU-18日本代表監督を務める小倉全由。もとは日大三を率いた名伯楽だが、古巣からは選手ゼロ。果たしてその理由は?
text by

沢井史Fumi Sawai
photograph by
JIJI PRESS
8月に大きな盛り上がりを見せた甲子園が終わり、高校野球界は現在、世界を舞台に2年ぶりのU-18ベースボールW杯の真っ最中だ。ここまで好調な戦いを見せる日本代表だが、そのメンバーには意外な顔ぶれも。果たしてその選手選考にはどんな秘話があるのだろうか。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
現在、開催中のU-18ベースボールW杯
2年ぶりとなるU-18ベースボールW杯が9月5日に開幕。12カ国が集い、世界一をかけた戦いが始まった。
日本代表は開幕戦で欧州王者のイタリアと相対した。イタリア投手陣の荒れ球に打線がやや苦しんだものの、先発の森下翔太(創成館)が1点を失うも6回途中まで5者連続を含む、8奪三振と好投。
2番手の早瀬朔(神村学園)はピンチからの登板だったが後続を断ち、7回も無失点。4-1で何とか白星スタートを切ると、つづく韓国、キューバにも快勝。3連勝と波に乗っている。
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世界大会が日本で開催されるのは1年生だった清宮幸太郎(早実→日本ハム)らを擁した2015年(甲子園、舞洲球場など)以来、10年ぶりになる。

