田中将大が200勝王手…昭和生まれプロ野球27人の成績「石川雅規45歳“じつは投手最長”達成」「田中、坂本勇人と同世代の左腕エースが復活」 

昭和63年度生まれ 10人 今年37歳
澤村拓一（ロ＝1988.4.3生）
12登0勝0敗0S0H11回 率2.45
石川歩（ロ＝1988.4.11生）
一軍出場無し
會澤翼（広＝1988.4.13生）
20試34打5安0本1点0盗 率.147
秋山翔吾（広＝1988.4.16生）
51試119打30安1本4点0盗 率.252
石山泰稚（ヤ＝1988.9.1生）
30登3勝2敗14S7H28.2回 率1.26
大野雄大（中＝1988.9.26生）
16登7勝4敗0S0H93回 率2.32
柳田悠岐（ソ＝1988.10.9生）
11試35打10安2本6点0盗 率.286
田中将大（巨＝1988.11.1生）
6登2勝1敗0S0H25.2回 率4.21
宮﨑敏郎（デ＝1988.12.12生）
89試301打84安6本38点0盗 率.279
坂本勇人（巨＝1988.12.14生）
52試147打30安3本17点0盗 率.204

　ロッテの沢村は5月に登録抹消されたが8月からまた中継ぎで投げている。エースだった石川は昨年8月16日以来投げていない。広島の曾澤は日本プロ野球選手会会長だが、出場機会は減っている。秋山は昨年はほぼフル出場するも今季はスタメン出場が減っている。ヤクルト石山は開幕から11試合連続無失点をマークするするなどクローザーとして活躍している。

　中日・大野はエース復活。20日の阪神戦で7勝目を挙げた。ソフトバンクの柳田は4月11日に自打球を右すねに当てて登録抹消。近々復帰するとの報。そして巨人・田中将大は8月21日のヤクルト戦で日米通算199勝。大台クリアが近づいている。

宮崎は健在、一方で坂本は…

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　野手ではDeNA宮崎は負傷した牧秀悟の代わりに主軸を打つ。21日の広島戦で新鋭・髙太一の投球を15球ファウルした挙句に20球目を本塁打。現地で見たが、空振りする気配が全くなく場内は大盛り上がりだった。巨人・坂本はあと2本で300本塁打だが、今季は低打率に苦しむとともに3本塁打にとどまり、足踏みが続いている。

　キャリア終盤に差し掛かる中で成績は人それぞれだが――令和生まれがプロ入りするのは最速で12年後。それまでに昭和生まれ選手が残っていなければ、プロ野球選手は全員「平成生まれ」の時代が来る。

巨人リチャード、ロッテ山口がHR量産体制に

【第20週】 ※2025年8月18日から8月24日まで
〈セ・リーグ〉
・チーム順位
阪神114試69勝42敗3分率.622差-
巨人114試56勝55敗3分率.505差13
DeNA113試52勝56敗5分率.481差15.5
広島113試49勝59敗5分率.454差18.5
中日113試50勝61敗2分率.450差19
ヤクルト109試40勝63敗6分率.388差25
・第20週
阪神5試3勝1敗1分率.750
巨人6試4勝2敗0分率.667
中日5試3勝2敗0分率.600
広島6試3勝3敗0分率.500
DeNA6試2勝4敗0分率.333
ヤクルト6試1勝4敗1分率.200

　阪神が依然好調。マジックは16に。2位の巨人から5位の中日までのCS進出争いはまだ続くだろう。

〈パ・リーグ〉
・チーム順位
ソフトバンク113試68勝41敗4分率.624差-
日本ハム114試69勝43敗2分率.616差0.5
オリックス111試56勝52敗3分率.519差11.5
楽天112試53勝57敗2分率.482差15.5
西武112試51勝59敗2分率.464差17.5
ロッテ110試41勝66敗3分率.383差26
・第20週
日本ハム6試5勝1敗0分率.800
オリックス6試3勝3敗0分率.500
ロッテ6試3勝3敗0分率.500
ソフトバンク5試2勝3敗0分率.400
西武5試2勝3敗0分率.400
楽天6試2勝4敗0分率.333

　日本ハムが好調でソフトバンクに0.5差に迫る。オリックス、楽天の3位争いは直接対決でオリックスが2勝1敗と勝ち越し、4差となった。

【打撃成績】 ※打撃の総合指標RC（Runs Created）順
〈セ・リーグ〉
中山礼都（巨）20打9安2本4点0盗 率.450 RC8.49
泉口友汰（巨）25打11安0本3点0盗 率.440 RC7.60
ファビアン（広）28打10安2本3点0盗 率.357 RC6.26
岡本和真（巨）23打7安3本5点0盗 率.304 RC6.09
リチャード（巨）22打8安4本13点0盗 率.364 RC6.06

〈パ・リーグ〉
中川圭太（オ）25打13安3本4点1盗 率.520 RC10.16
レイエス（日）23打9安4本7点0盗 率.391 RC7.53
山口航輝（ロ）23打8安5本12点0盗 率.348 RC7.19
ボイト（楽）21打8安1本3点0盗 率.381 RC6.31
紅林弘太郎（オ）17打8安1本1点0盗 率.471 RC5.17

　セは巨人勢が打撃好調。復活した岡本も大当たり。本塁打と打点は巨人リチャードの4本塁打13打点、盗塁は広島・羽月隆太郎、中日・上林誠知の3が最多。パは楽天と激しく3位争いをするオリックスの中川が打率5割超。本塁打と打点は日をまたいでの4打席本塁打を記録したロッテ山口の5本塁打12打点、盗塁はソフトバンク周東佑京が2で最多。

【投手成績】 ※防御率に基づく総合指標PR（Pitching Runs）順
〈セ・リーグ〉
高梨裕稔（ヤ）1登6回 責0率0.00 PR2.19
井上温大（巨）1登1勝5.1回 責0率0.00 PR1.95
横川凱（巨）1登1勝5回 責0率0.00 PR1.83
金丸夢斗（中）1登1敗5回 責0率0.00 PR1.83
才木浩人（神）1登1勝7.2回 責1率1.17 PR1.80

〈パ・リーグ〉
今井達也（西）1登1勝9回 責0率0.00 PR3.63
伊藤大海（日）1登9回 責0率0.00 PR3.63
モイネロ（ソ）1登8回 責0率0.00 PR3.23
髙橋光成（西）1登1勝8回 責0率0.00 PR3.23
小島和哉（ロ）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.82

　セは打高傾向で9回完投はなく、ヤクルトの高梨が22日の阪神戦で6回零封。金丸は5回自責点0だが5失点。救援では広島の森浦大輔、中日の松山晋也が3セーブ、DeNA伊勢大夢が3ホールド。パは24日のソフトバンク戦で日ハム伊藤が9回零封、23日のロッテ戦で西武の今井が9回完封勝利。救援ではロッテ横山陸人、日ハム柳川大晟が2セーブ、ロッテ高野脩汰が3ホールド。

〈記録〉
　阪神の石井大智が、NPB記録の連続試合無失点記録を41に更新。前述したロッテ山口航輝が20日（1本）、21日（3本）の楽天戦で、パ・リーグタイの4打席連続本塁打を放った。