- #1
- #2
猛牛のささやきBACK NUMBER
「リアルなんだ!」オリックス・エスピノーザが感激した日本人の習慣「最近ボクもやっている」関西弁を操る右腕の深い“日本愛”「イチバン好きは…」
posted2026/06/19 11:02
時折流暢な日本語もまじえてインタビューに答えるエスピノーザ
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
NumberWeb
オリックスの先発ローテーションの柱として活躍するアンダーソン・エスピノーザ投手。ベネズエラ生まれの右腕は、来日3年目ながら関西弁も自在に操る球界屈指の「日本語力」を誇る。その語学習得法の秘密と、驚きの“日本愛”をNumberWebのインタビューに明かした。 〈全2回の前編/後編に続く〉
◆◆◆
美しく編み込まれたドレッドヘアの頭を抱えて、アンダーソン・エスピノーザは真剣に悩んでいた。苦悶の表情を浮かべながら、日本語でこう呟く。
「イチバン好きは、カルビ丼か、明太子クリームパスタか……」
ADVERTISEMENT
インタビュー中、エスピノーザが最も答えに悩んだのは、何気なく「好きな日本の食べ物は?」と尋ねた時だった。そして英語でこう続けた。
「あー!どっちが一番かわからない。この2つは全然違っていて、それぞれによさがあるから、決めきれない。ただ明太子パスタは日本に来るまで食べたことがなくて、日本で初めて食べて好きになりました」
どんな質問にも真摯に答えるエスピノーザの人柄がうかがえる。
首元に入れたタトゥーの漢字は「感謝」
表情豊かで陽気なオリックスのベネズエラ出身右腕は、“エスピ”の愛称で、チームメイトにもファンにも愛されている。3年間先発ローテーションで堅実な投球を続けていることだけでなく、人柄や、滲み出る日本への愛着が人気の理由だ。首元には、一番好きな日本語だという“感謝”の文字のタトゥーも入れた。
「アイ・ラブ・ジャパン。すごく居心地がいいし、僕だけじゃなく家族もみんな、日本や日本の人々が大好きです」
だが2年前に来日した当初は、困惑することだらけだったという。

