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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「今の代表は全員が本田圭佑さんみたいな集団」浅野拓磨が見る“世界との距離”は縮まったか「でも、やりますよ。次のW杯も行くつもりです」
posted2025/06/11 17:01

前回カタールW杯では特大のインパクトを残した浅野拓磨は日本代表の現状をどう見ているのか
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
離れている時間が、餓えた思いを刺激する。
浅野拓磨が日本代表でプレーしたのは、24年9月のバーレーン戦が最後となっている。代表デビューを飾った2015年から24年まで毎年国際Aマッチに出場してきたが、25年はまだピッチに立っていない。ラ・リーガのRCDマジョルカへ移籍後の昨年9月から、ケガを繰り返してきたからだ。
代表から遠ざかるほどに、復帰への思いは増すばかりだ。浅野の視線は来夏の北中米ワールドカップを、はっきりととらえている。
代表の試合はチェックしています
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——日本代表から離れている間も、試合はチェックしていますか?
できる限り観ています。スペインだと時差の関係で練習中に試合をやることが多いので、なかなかライブで観ることは難しいですけど。観られないこともあるので、すべての試合を追いかけているわけではないですが、結果はやっぱり気になります。誰が点を取ったのかをチェックすると、やっぱり悔しさがふつふつと湧いてきます。そういうところでまた、刺激をもらえますし。
いまの日本代表は昔より明らかに強い
——このところの日本代表は戦力が充実していますから、毎回の活動に招集されるのがまず大変です。
いまはすごいっすよね。これはあくまでも個人的な感想ですが、自分が若い頃からすごいメンバーが揃っていましたけれど、いまのほうが明らかに強い。明らかに個々の能力のレベルが高い。
僕は16年に海外組のいる日本代表に初めて選ばれました。当時21歳でしたけど、あのチームに選ばれるより、いまのほうが難しい。16年から代表にいるからこそ感じる変化というか、成長ですね。だからといって、選ばれるのは無理とかでは全然なくて。絶対にメンバーに入ってワールドカップ優勝を目指すと、本気で思っています。