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「間違った歴史を作りつつある」“投壊”ドジャースが狙う裏技は…あの新人王の“強奪”? 山本由伸が孤軍奮闘も…米メディアは辛辣「週1登板維持は困難」
text by

一野洋Hiroshi Ichino
photograph byNanae Suzuki
posted2025/05/31 06:01

先発陣の離脱が相次ぐドジャースで、まさに孤軍奮闘の活躍を見せる山本由伸。大型トレードのウワサも出始めているが…?
そんな中、希望の光となるのが大谷の投手復帰だろう。5月25日(日本時間26日)には術後初となる実戦形式の投球練習を行い、22球を投げて最速97マイル(約156キロ)を記録。
『CBS Sports』によれば、大谷はスプリットやカッターも交えた多彩な球種を披露し、「復帰時期が現実的に見えてきた」と報じられている。デーブ・ロバーツ監督は「オールスター後の登板が現実的」とコメントし、今後はマイナー登板を挟まず、主にシミュレーション登板で調整を進める方針だという。
先発投手の補強は「ほぼ確実」
ただ、ドジャースが今後、先発投手の補強に動くことはほぼ確実とみている。
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米スポーツメディア界で140年近く続く老舗メディア『スポーティングニュース』によれば、ドジャースはロサンゼルス・エンゼルスのリード・デトマーズやピッツバーグ・パイレーツのアンドルー・ヒーニーにも注目しているという。
左腕のデトマーズは今季リリーフ起用されているが、デビューした2021年から昨季まで75試合連続で先発登板。今季は防御率6.85(現地5月28日時点)と不調が続き、安値での獲得が可能な“再生枠”と目されている。一方、ヒーニーは今季11先発で防御率3.41と安定しており、先発ローテーションの4、5番手やロングリリーフとして有効なオプションになり得る。いずれもエリート級のプロスペクトを出さずに獲得できる可能性がある点も含め、補強候補として浮上している。
そして、今最もビッグネームとして取り沙汰されているのが、パイレーツの超新星ポール・スキーンズだ。