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「これ以上のローテは存在しない」ハズが…ドジャース“まさかの投壊”を米メディアはどう報じた？ 佐々木朗希の離脱で「“二重崩壊”になりかねない」
posted2025/05/31 06:00
好調のドジャースだが、開幕前は期待の高かったルーキー・佐々木朗希も故障者リスト入りするなどブルペン陣は厳しい戦いが続いている
text by
一野洋Hiroshi Ichino
photograph by
JIJI PRESS
昨年のMLB王者、ロサンゼルス・ドジャースの投手陣が緊急事態に陥っている。相次ぐ主力選手の故障の影響から先発陣が安定せず、エースの働きを見せる山本由伸の登板間隔を短くするなどスクランブル状態だ。開幕前は高評価だったはずのドジャースブルペン。その崩壊状態を、現地メディアはどう評しているのだろうか。《NumberWebレポート全2回の1回目／つづきを読む》
2025年の開幕前、ロサンゼルス・ドジャースの先発ローテーションは「メジャー史上最高クラス」と評されていた。
「これ以上のローテは存在しない」はずが…？
米スポーツ専門メディア『Sports Illustrated』は開幕前に、大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸、タイラー・グラスノー、ブレーク・スネルという豪華5人を並べ、「これ以上のローテは存在しない」と断言。MLB.comのサラ・ラングス記者も「このローテは歴史を作る可能性がある」と賛辞を送っていた。
『FOXスポーツ』はさらに一歩踏み込み、大谷、佐々木、山本に加えて、クレイトン・カーショー、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ボビー・ミラー、ギャビン・ストーン、ランドン・ナックらの名前を挙げ、「全員が健康なら、MLBの中でも先発の枠に入りきらないレベルの実力者が複数いる」と分析。まさに贅沢の極みとされたローテーションだった。
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だが、いざ開幕してみると、その夢は脆くも崩れ去る。
グラスノーは開幕数週で右肩の違和感により離脱。サイ・ヤング賞2度のスネルも2試合に先発登板しただけで左肩を痛めて早々に姿を消し、佐々木も8試合の登板のみで故障者リスト（IL）入り。
