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「インドを放浪し、歌舞伎町でボコボコにされ…」元世界王者・小堀佑介43歳が明かす“引退後の迷走”「やれることがなにもない…」今は名門ジム会長に 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byTadashi Hosoda

posted2025/05/27 11:05

「インドを放浪し、歌舞伎町でボコボコにされ…」元世界王者・小堀佑介43歳が明かす“引退後の迷走”「やれることがなにもない…」今は名門ジム会長に<Number Web> photograph by Tadashi Hosoda

現在は名門・角海老宝石ボクシングジムの会長を務める小堀佑介(43歳)

 小堀会長はどんなボクサーを育ててくれるのだろうか。そう問いかけると、少し考えてからこう答えた。

「なんていうか、昭和のボクサーですかね。ガッツがあるというのか。いまアマチュア出身の選手が多くて、それはそれでいいんですけど、叩き上げの選手もしっかり育てていきたいですね」

 とぼけているようで観察眼が鋭く、冷静に物事を判断する姿勢は現役時代もいまも同じだ。だからこそ鈴木眞吾前会長から後任に指名されたのだろう。現在43歳。今後は気鋭の若手会長として個性的な選手を育てていくことだろう。

<前編とあわせてお読みください>

#1から読む
「世界王者になっても職質された」「山手線にベルトを忘れ…」“超個性派ボクサー”小堀佑介の天然伝説「じつは日本人で3人だけ」ライト級世界王者の偉業
この連載の一覧を見る(#1〜2)

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