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「ぶっ倒そうと…本気でした」井上尚弥に敗戦、中谷潤人に聞く“何が足りなかった?”「準備は完璧でした」「もっと強くなれると思った」
posted2026/05/08 17:02
「ぶっ倒そうと…本気でした」井上尚弥に敗戦…中谷潤人に聞く“何が足りなかった?”
text by

宮田有理子Yuriko Miyata
photograph by
Hiroaki Finito Yamaguchi
――井上選手とのビッグマッチが終わりました。判定が下されるまでの間、勝敗についてどう思いましたか?
中谷 そこはジャッジにゆだねるだけなので。あとの採点はお任せします、という気持ちでした。
――ポイントを意識せず、純粋に最高の攻防を楽しんだ。
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中谷 はい、そうですね。
試合の準備は“完璧”だった…
――そもそもこのビッグマッチは、昨年の年間表彰式で、井上選手の呼びかけによって実現へ向け動き始めました。いわば、井上選手が筋書きを書いて、進んできた。中谷選手自身は、どのような気持ちで受け止めてきましたか?
中谷 ワクワクしたというか。パウンド・フォー・パウンドのトップに日本人でもなれるということを示してくれて、刺激をもらう存在だった井上選手と戦えることになった。本当に光栄でした。同時に、その呼びかけられた時が、「やってやる」という気持ちになった瞬間ですね。
――ルディ・エルナンデス・トレーナーは井上選手をずっと前から現役最強と評価し、岡辺トレーナーも「欠点がない」と言っていました。そのような存在と戦うことになった。準備も難しかったのでは?
中谷 難しい部分はありましたけれど、逆にいろんなことを想定して取り組み、伸ばせたので。より成長につなげられる部分が多いキャンプだったなと思います。
――中谷選手の合宿は、凄まじい数の実戦練習(スパーリング)が中心です。練習の強度が高く、ケガをしたり、体調を崩されたり、ということも過去にはありました。が、今回は合宿最終日前日にうかがった時、「今回はケガなく、体調も崩さず乗り切れました」とおっしゃっていました。あれは本当?

