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「勝てないウチが悪いんですが…」ラグビー界の超名門サントリーに“まさかの異変”…なぜ強豪がプレーオフを逸する危機に? 背景にあった「ある改革」
posted2025/04/26 11:02

15節を終えた時点で、12チーム中6位と苦戦が続く東京サントリーサンゴリアス。ラグビー界の超名門チームに一体、何が起きているのだろうか
text by

大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph by
AFLO
ラグビーリーグワンのプレーオフ争いが佳境を迎えているが、そんな中で強豪のサントリーが苦しんでいる。15節を終えた時点で、12チーム中6位。6チームでのプレーオフ出場枠内にはギリギリ留まっているが、それも予断を許さない。リーグのトップランナーに起きた異変の理由は、一体何だったのだろうか?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
ラグビーリーグワンが大詰めを迎えている。プレーオフ枠が従来の4から6に拡大されたこともあり、3節を残してまだ10チームにプレーオフ進出の可能性が残っている。リーグ戦全18節のうち15節を終えた時点で、上位3位までを占めているのは埼玉パナソニックワイルドナイツ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、東芝ブレイブルーパス東京という過去3シーズンの優勝チームだが、すべてここまで2敗を喫している。
「番狂わせ」が多かった今季のリーグワン
続く4位には、過去3シーズンはすべて8位に終わっていた静岡ブルーレヴズが食い込んでいる。その一方で、NZ代表オールブラックスのSHアーロン・スミス、スコットランド代表のLOリッチー・グレイ、オーストラリア代表のFLマイケル・フーパーら世界トップ国のビッグネームをズラリと並べたトヨタヴェルブリッツが3勝1分11敗の10位。入替戦に回るかどうかという瀬戸際の戦いを続けている。
「番狂わせが少ないスポーツ」と言われるラグビーだが、今季のリーグワンは勝負が事前に予想できない混戦が続いているのだ。