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今季26ゴールも日本代表FW序列でほぼ控え「なぜダイゼンは…ぜひモリヤス監督に理由を」バイエルンが戦慄した前田大然…英国人記者は不思議がる
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アレックス・オヘンリーAlex O’Henley
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/03/06 17:02

前田大然は、日本代表だと試合途中から出場するケースが多い。この序列について、セルティックを追う英国人記者はどのように考えているか
現在の前田はこれ以上ないほどに絶好調で、蔑まれがちなプレミアシップだけでなく、チャンピオンズリーグという頂点の舞台でもその価値を証明してみせた。
あらためて数字を記そう。これを書いている3月4日時点で、スコティッシュ・プレミアシップ26試合12得点7アシスト、CL9試合4得点1アシスト、リーグカップ3試合6得点1アシスト、国内カップ2試合4得点。全公式戦40試合26得点9アシストを記録する今季ここまでの前田を評価するなら、10点満点中9点としたい。
もしベンチスタートなら監督に理由を聞いてみたい
前線全域で相手を脅かし、瞬時に守備の一番槍にもなれるハイクラスなタレント。キックの精度と鋭さも、見違えるほどに磨かれている。それでも過去9試合の代表戦のようにベンチスタートとするのなら、今の日本代表監督はとても頑固な人物なのだろうか。あるいは他に理由があるのなら、ぜひとも聞いてみたい。
次のバーレーン戦で、日本代表は史上最速のW杯出場権を獲得できるかもしれないという。その先発メンバーを目にするのが、待ち遠しい。〈第1回からつづく〉
