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グラビアタレントで新人レスラー・橘渚は「ミラクルを起こすタイプ」デビュー戦では過呼吸も「プロレスはメチャクチャ楽しい」《特別グラビア》
text by

橋本宗洋Norihiro Hashimoto
photograph byShiro Miyake
posted2025/03/12 11:00

マリーゴールドの新人プロレスラー・橘渚の特撮インタビュー
最初は足首。次は肋骨。デビューから少し経った今、欠場を余儀なくされている。以前から筋トレで体を鍛えていたのだが、それ以上に気持ちが強かった。体力以上に頑張ってしまう“猪突猛進”タイプなのだ。
「先輩方には“突っ走っちゃうからケガするんだよ”と言われました。スピードが抑えられないというか。確かに、バスケ部時代もそうだったんです」
「グラビアのポーズって、ケガしてると…」
足首のケガはロープワークと受身を繰り返す練習の時だった。
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「受身から立ち上がる瞬間に足首をひねって、でもそこでやめずに気合いで最後までやり切ったんですよ。で、終わったら歩けなくなって。病院に行ったら“ヒビが入ってますね”と」
肋骨はタックルやエルボーを受けたことによるもの。慣れていないのに、限界以上に頑張ってしまった。
「普通に生きてたらタックルとかエルボーなんて受けないですよね(笑)」
毎週のようにアイドルとしてライブを行なっているが、グラビアやDVDの仕事には支障があったそうだ。
「グラビアのお仕事、もっとやっていきたいんです。お風呂の場面とか、お尻が綺麗に丸く映ってて自分でも可愛いなって。でもグラビアのポーズって、ケガしてるとかなり痛いんです。振り返ったり腰をひねるポーズは肋骨にヒビが入っていたら無理ですね。足首を痛めると、まずヒールが履けないですし」
グラビアの仕事じたいが体力勝負。咲村は「新人の子は撮影会モデルを1日やると、次の日は動けなくなりますね」と言う。
まずは復帰して、実力をつけることが当面の目標だ。「すぐにでもタイトルがほしい」と言う咲村とは対照的に「ベルトにふさわしい力をつけてから。今は考えられないです」と橘。
12月のデビュー戦「興奮と緊張で過呼吸に」
昨年12月26日のデビュー戦、試合前はまったく緊張しなかったという。
「むしろ相手をしてくれた(田中)きずなさんのほうが緊張してたんです。デビュー戦の相手をするのが初めてだからって。でも試合が始まったら興奮と緊張で過呼吸になってしまって。目が回るし頭もクラクラして。ドロップキックも“あれ、なんで足が上がらないんだろう”って」