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“圧巻KO”も中谷潤人は絶好調ではなかった?「いつもより粗いな」長谷川穂積の視点…西田凌佑との統一戦も展望「多くの人が西田を過小評価している」 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byNaoki Fukuda

posted2025/02/28 17:47

“圧巻KO”も中谷潤人は絶好調ではなかった?「いつもより粗いな」長谷川穂積の視点…西田凌佑との統一戦も展望「多くの人が西田を過小評価している」<Number Web> photograph by Naoki Fukuda

無敗の挑戦者を相手に、3ラウンドで衝撃的なKO勝ちをおさめたWBCバンタム級王者の中谷潤人。IBF王者・西田凌佑との統一戦が期待される

統一戦実現なら「中谷選手が有利。ただ…」

 長身サウスポーである西田はプロ3戦目に元日本王者で世界挑戦経験を持つ大森将平を下し、4戦目で元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)に勝利。昨年5月、王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を下してIBF王者となった。ビッグイベントへの出場が少ないため4王者の中でも知名度は低いが、その実力は業界内で高く評価されている。

「中谷選手が統一戦をするなら西田選手が一番分からないカードです。繰り返しますが中谷選手が有利だとは思います。ただ、西田選手は比嘉戦にしても、ロドリゲス戦にしても、不利と言われた試合に勝ってきている。食ってきているんですよ。本番で力をつける選手は怖い。中谷選手にとっても相手がチャンピオンのほうが変なプレッシャーが少なく済んでいいと思うんです。ぜひ見てみたいカードですね」

 長谷川さんが「みんないい試合だった」と評価したように、今回の興行は大きな盛り上がりを見せて幕を閉じた。次回の「Prime Video Boxing」は6月の予定。中谷と西田の統一戦が見られることを願おう。

前編中編とあわせてお読みください>

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「あのラウンドを取っていたら…」堤聖也と比嘉大吾の“激闘”を長谷川穂積はどう見たのか?「辞める人間の表情じゃない」比嘉に伝えた“ある言葉”
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