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「誹謗中傷はかなりありました」箱根駅伝予選落ち…“最多優勝14回の名門”と2年生スーパーエースが絶望した日「なんで自分はこうなんだろう」

posted2025/01/01 17:01

 
「誹謗中傷はかなりありました」箱根駅伝予選落ち…“最多優勝14回の名門”と2年生スーパーエースが絶望した日「なんで自分はこうなんだろう」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

号砲の時が近づく箱根駅伝。しかしその場にたどり着けなかったチーム、選手にもドラマはある

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Nanae Suzuki

お正月の風物詩、箱根駅伝の101回目となる号砲が迫ってきた。しかしハイレベルな競争もあって、近年はスーパーエース擁する大学、あまたの優勝回数を誇る伝統校も予選敗退の憂き目にあってきた。彼らはその事実に、どのような感情を持ったのか。「NumberWeb」掲載記事から知る。

出場98回、優勝14回の名門校が予選落ちした日

<証言1>
SNSだったり、寮の留守番電話にもメッセージが入っていたりして。『お前らは中大の恥だ』とか、『1年生にキャプテンをやらせるからこうなるんだ』とか。
(田母神一喜/NumberWeb 2024年1月7日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/860261

◇解説◇
 2025年で101回目の継走となる箱根駅伝、いわゆる名門校が数多く存在する。

〈出場回数トップ5〉
1位:中央大学 98回
2位:早稲田大学 94回
3位:日本大学 91回
4位:法政大学 85回
5位:東洋大学 83回

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〈優勝回数〉
1位:中央大学 14回
2位:早稲田大学 13回
3位:日本大学 12回
4位:順天堂大学 11回
5位:日本体育大学 10回

 近年、大学駅伝界を引っ張る存在の青山学院大学(出場30回/優勝7回)、駒沢大学(出場59回/優勝8回)でもランクインできない分厚さである。その中でも両方でトップに立ち、第35回から40回にかけて前人未到の6連覇を達成した中央大は、駅伝ファンなら誰もが知る名門校と評して過言ではない。

もし先輩に何か言う人がいたら…

 しかしその連続出場記録が「87回」で途絶えたのは2016年の予選会のことだった。

 2010年代に入って以降、中大は苦しんでいた。13年には5区での途中棄権によってシード権を失った。これが29年ぶりの出来事だったという事実は安定した力を発揮した証左でもあるのだが――この結果を受けて指導体制の変更やリクルーティングの立ち遅れが発生するなど、競争が激しい大学駅伝界の波にのまれる状況となった。

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