- #1
- #2
熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「ミトマ、エンドウ、カマダ…注目してる」「クボはひょっとしたら我々の元に」元バルサとブラジル名手の日本代表評が“100%お世辞”ではなさげ
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byHiroaki Sawada
posted2024/12/01 11:01
会見場に出席したフェレール監督とエジミウソン。彼らから聞いた日本代表評とは
出席者は、バルサ・レジェンズはフェレール監督とエジミウソン、ペレPPはエラーノ監督(元サントス、マンチェスター・シティなど)、フェルナンド・プラース(GK。元コリチーバ、パルメイラスなど)。
共同会見では、質問したい記者はその場を仕切る広報担当者に合図をして、マイクを渡してもらう。当然、僕も質問するつもりだったが、バルセロナともブラジルとも関係がないことをいきなり聞くのは少々ためらわれた。
フェレール監督とエジミウソンに直撃してみた
そこで、ひとしきりブラジル人記者からこの試合に関する質問が出てから、広報担当者に「質問させてほしい」という合図を送った。彼女は頷き、その前の質問が終わってからマイクを渡してくれた。
――フェレール監督とエジミウソンにお聞きします。僕は日本メディアですが、日本でもバルセロナは非常に人気があります。それは今日の試合でプレーしたようなスーパースターが華麗なプレーをして多くの重要なタイトルを手にしたからだと思います。しかし、残念ながら、これまでバルセロナのトップチームでプレーした日本人選手はいません。
久保建英が9歳でラ・マシア(バルセロナのアカデミー)に入ったわけですが、その後、諸事情があって退団を余儀なくされました。日本のクラブを経てレアル・マドリーに入団したものの公式戦出場はなく、数クラブへ貸し出された後、2022年7月からレアル・ソシエダでプレーしています。なぜ日本人選手がバルセロナでプレーできないのか、そして久保の現在をどう思うかについて教えてください。
まずはフェレール監督の答えから。
「近年、日本のフットボールは急速にレベルアップしている。いずれ必ずバルサでプレーする選手が出てくると思うし、もはやそれは時間の問題だろう。
タケについては、バルサのラ・マシアを出た後、18歳になっても戻ってこなかったのは残念だった。それでも、あの白いチーム(注:宿敵のレアル・マドリーを指す)でプレーしなかったのは幸いだった(笑)。
現在、彼はレアル・ソシエダでとても素晴らしいプレーをしている。これからさらに偉大な選手になると思うし、将来、ひょっとしたら我々の元へ戻ってくるかもしれないね」
いずれ日本人選手がバルサに入団して…
続いては、エジミウソンである。