ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
「『裸になれ』って。みんな脱いでるから…」新人時代の長与千種が見た、全女・松永一族の素顔「何十億も一瞬でなくす」「賭けの対象にされました」
text by

堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2024/12/01 17:01
ファイティングポーズを取る若手時代の長与千種
私のなかでは恨み・つらみはないです
玉袋 欲に忠実で、何にも悪びれずにピンハネして(笑)。じゃあ、恨んだりとかそういうのはないですか。
長与 私のなかでは恨み・つらみはないですね。だってあんなことよくやるなって思うし、あの人たちじゃないとできないって凄さも持ってるし。
玉袋 言えてるな。そりゃ凄いよ。また、トタン暮らしで雨風しのぐのがやっとのところに住んでた15歳の女の子が、数年後にはビル建てられるほど稼ぐっつーのがすごいよ。だからある意味、全日本女子プロレスって、ハロー!プロジェクトとかAKBなんかの前身ですよね。あれを最初にやってた。毎年、新しい女の子入れて競わせて、代謝をよくしてさ。最後は引退ビジネスで儲けるっていうね。
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ガンツ アイドルの「○期メンバー」っていうのはまさに全女の「55年組」とかってことですよね。
長与 まさにそうですね。
玉袋 秋元康さんや、つんく♂の原点は松永会長だったんだよな(笑)。《インタビュー第3回に続く》
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